12,28 鉋の実験材が出て来た。
探し物があって大掃除を少し早めなければならない
事になってしまいゴソゴソしてたら、4~5年?前の
鉋の実験材が出て来た。
昔は細かい設定や、個体差の問題や、北海道の先輩
の国本さんとか目次さんとか、仲間内での共通認識
出来る個体探しとか、磨耗実験では屑みたいな材料
をわざわざ用意したり、実験専用の治具を用意して
たり … 懐かしい
その後は「削労会」と言うのを独りでやってた、
兎に角削りの難しい材ばかり集めて、美しく削る。
鉋の勉強を始めたきっかけは、
【米杉の笹杢板目の”板”を美しく削る!】
コレが僕の一貫した目標だった。
米杉でも個体差があるので、良い材は簡単には巡り
会わず(良い材=艶/逆目がキレイに仕上がらない材)
良い材はペラペラに成る迄に削り、限界がきたら
張り合わせて最期まで楽しんだ?(苦しんだ 笑 )
想いでが有ります。
今では納得出来る迄の状態に成りました! ?
かな?
まだです …
板の攻略が、今一歩な状態のまま燻っています。
「残念~~~ン!」
棒切れなんか削れてもあんまり意味無い…
「米杉の笹杢の板」を攻略出来るのはもう少し、
オアズケ で御座います。
肥え松や、劇的に磨耗が早い材、ヤブ欅の縄目等
なかなか個性のキツイ材が存在するのはオモシロイ
けど、仕上げるのはムズい! …
兎に角、
今後の課題は納得行く仕上がりの板が欲しい!
「勝つまで殺る!」
そんな意気込みで望みますが、
「楽しみが少なくなるのは良い事? 」
(目的以外の課題は鉋には満載やけど、)
板削り以外の環境は多分揃ってる、?
多分…
「よく切れる鉋はまだ上があるのかな?」
「鉋台の変形止め完成度はもう少し上があるのかな?」
そんなもんかな? どやろ? ?
木工で極端に技術が必要な、悩ましい 「鉋」
最近は一切やってないので懐かしいなぁ~
左から「棒切れ」だけの実験材
・米ビバの各実験用の材
・台湾檜
・尾州檜
・檜
「削労会」~ (全て順目/逆目混在)
・スプルース
・米栂
・ピーラー
・カリブ松(肥え松)
・杉
・米杉
・ヤブ欅(縄目でクソ硬い)
オマケで前列
・ドリルで穴を開けた材 (シャーペンの先)
削り屑に穴が開いているので、その後ろの鉋屑の
厚みを計測する、 必ず同じ所を計測する目的。
・ノミの強度試験
舟弘さんがいつもやってる試験方法をなるべく
繰返し同じ条件で再現出来るようにしたモノ。
「厚み一寸を10回叩き切る」
その刃先を顕微鏡で観察する。
こんな試験ばっかりしてたら必ず、一番切れる
ノミが必然的に完成するでェ… 笑
あッ! 因みに以前道具コレクターの協力で、
二十三本?の様々なノミを試験した。
カナリ!の名工から~ホームセンターのモノまで、
面白かったなぁ~
名工や評判の刃先は、ボロボロに砕けてたり…
ヤッパり評判通りだったり!
使えるノミは、三本だけやったなぁ。
そう言えば高昇さんに頼んでるやつ早よ欲しいなー
何となく、すっとぼけた感じ(良い意味で!)やけど、
本当にエエネンけどなぁ、もっと売れっ子になっ
てもエエと思うンやけどなぁ~~~
懐かしい実験材でした。
追記.
こんなんが出て来ました、何人かに削り材と共に
送りつけたモノです、乱筆で恐縮です。