『日本美の探求』 6 『建築の日本展』から 職人の感想文 6 戻ってきた!
『坪庭』
町家の坪庭も細やかながらよく出来た装置で、緑があり四季を感じとれ、
日差しを採り込み、風を呼んだり、音に酔い、匂いも感じ、空からの雨を感じ、
物理的には感じられない自然の気配も感じます …
まるで小さな宇宙のようですね
「小さな宇宙」といえば、日本人はコンパクトにする事が得意とされている
としばしば言われますが、家電なんかは日本人ってちっちゃくしてきましたよね
ウォークマンとか
でも、日本人が小さくまとめた代表格の一つとして「俳句」でしょうか?
たった十七文字の五七五で自然の移ろいを豊に表現しています。
少ない字数で広がりのある世界観を
字数が多いのは説明的であるという事でしょうか?
説明的であるとは、物事を限定してしまう事ですね
少ないは多い
多いは少ない
前回のブログとかぶってしまってますね (笑)
坪庭はある意味、建築空間の五七五でしょうか?
僕もいつか”鉋”の真理を五七五で表現したいものです。