お久しぶりです。            ぷちブームは去り、再度「鉋」ブーム到来!

 

 

仕事が忙しくブログ書く気は無いのですが、ほんの数人の方が御覧
に成って下さっているので、少し書きます。

 

 

 

 

コソコソ 「書」ブームが続いていたのですが、再度文章をモーレツに
書いています。      それも凄いペースで …
仕事が忙しいと当然の様にストレスが溜まるモノです、その"はけ口"が
仕事の忙しさと同じレベルとして生まれる事がこの年になってようやく
気付きました。    気付くの遅いです
どういう事かと言うと、死ぬ程忙しいので、死ぬほど文章が進みます。


内容は個人的なモノで、鉋に関する備忘録なんですけど、面白くて仕方ないようです。
楽しそうな顔はおそらく一切せずに、ズーーーとしかめっ面で書いています。(笑)
何故?モーレツに書いているかと言うと、

     「心底 "鉋" から離れたい思いが増すばかり」

     鉋を自分なりにまとめて 「 けり 」を付ける

そんな心の内である為、早期決着がモチベーションなのでしょう。

 

自分の趣味をハッキリと把握出来ていると思い込んで居るのですが
 僕の趣味と言うか欲望は 「何でもいいのだけれど作りたくなる」
其れと、 頭は悪いのですけど 「何かを考える事」 ずーと考えてたら満足♡
素晴らしい趣味と自負しているのですが、兎に角お金が掛からない所が良い!
職人なので貧乏人である為、身分相応な趣味でも有り、今の環境は僕
向きだと言えますのでラッキーです。

 


 話が逸れましたけど、現在「鉋」についてまとめていますが
現在頭の中にあるモノを文章として吐き出しています。
 暫くは時間が潰せそうです …
予想通り多数の確認事項が噴出しています。 今は顕微鏡等を引っ
張り出したり、地味な実験のデータ採りをする余裕は微塵も無く、
多分3ヶ月後?位に少しだけ落ち着いているかも?知れません??
その時に確認事項の備忘録として、多分ブログに書き留めます。?

それ迄は …  ?    、、   、   .


           ヤッパ 先の事なんて知らん。

 

 

 


でも…
   一応
     ブログやってるので、
         ぼちぼちストックが溜まってきた


  「 銀河系 一 使い易い木工作業台」の紹介など更新していきます。

本当に銀河系一か最後まで御覧に成ってからご判断を…  (笑)? …

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでも良い情報ですが、久々にライブに行きました。

このクソ忙しいのによく行ったと思います。

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大友さんはNHKの朝ドラの「あまちゃん」の音楽をやっておられたので
多分ご存知の方はおられるでしょう。
個人的な事ですが20年以上前?位にターンテーブルで凄く影響を受けた
方で、今回ターンテーブルのソロは久々?で?愉しみでした。


↓始まり方が良いですね♡ 大ベテランです。

youtu.be

毛利さんは昔から知ってて、京都では有名なアバンギャルドミュージックを多数
揃えるレコード屋の店長で、もう老舗に成ってるのかな? 20年以上前に出来て
からずーと世話に成ってる (ウソ… ここ十年以上は全然行ってない)
パララックスレコードの今の旬は…? noiseなんだと思う。
パララックスレコード   http://www.parallaxrecords.jp

 低音turntable奏者  最近は大学でも講義してるみたい。
今回の演奏、本当に良かった! 写真に写ってる割れたレコードは、
今回のライブで割りまくって、小学校一年の 自分の子供に掃除させてた、
でもお子様と仲良く成れて良かった。
今回の演奏じゃ無いけど↓

youtu.be


空間現代さんは、京都にバンドごと東京から引っ越して来はって、
liveハウスの箱をやって居られる。
livehouse 外 http://soto-kyoto.jp
ライブは、想像以上にキレイな音楽だった…
↓ラップの女の子とやってるやつ

https://youtu.be/-TsXHNMV5lY

 

youtu.be

 

 

 

 

其れと、どうでもいい情報の序に、相変わらずDOMMUNEにハマって
いるんですが、最近は興味の有る会があまり無かったのですけど、
6/28「ワールドアニメの生態学会」が凄く良かって、凄く感想文を
書きたく成った  けど、時間、無いし、書けない、けど…
日本の 「余白の美」 と 「萌」 の重要性を改めて感じました。
(話しには一切出て来なかったけど、僕の勘違い過大解釈です。)

 ソレはいいとして、「シャープさんとタニタ君」ご存知でしょうか?
シャープのツイッターで話題に成って漫画にも成っていて、一時は
全国の書店に平積みで売ってたみたいです。
このシャープさんが昔からの友達で、久しぶりに会ったらそんな事に
成ってて、
今、ちょっと調べたら今は顔も名前も出てんネンや  笑    タカヒロくん…
http://monokakimono.jp/report161202/

https://hibi-study.net/sharp-enjou-nakanohito/

 そんな事はエエねんけど、今日 DOMMUNE観てたら出てたやん!

友達が活躍してるって凄く嬉しい気分に成りますね!

 

なんか知らんけどyoutubeで出て来なかった、 ので、ドミューン出演
の時一緒にやってたASUNAさんの動画くっ付けときます。
タカヒロくんと相性がええデュオなので続けて欲しい、  続けてた 笑 )

youtu.be

 

この、タカヒロくんのかつての相方が↑の毛利さん、お互いターンテーブル奏者
としてずっとやってるみたいで、二人共面白い音楽やってる。
 序に、初期は元々4人で、一人は京大で大腸菌を今でも調べてると思う(笑)
 もう一人は、東京行ってもーて、dub stepのDjとして第一人者?第二人者?位
 に成って有名らしい( 100MADO 僕のかつての相方〈turntable duo〉)
(↑この二人にはめっちゃエエレコード貸してる! 早よ返せ! オレも借りてるけど…)
二人がターンテーブル奏者として、やり始めかけた位の僕は… ?  多分?
ターンテーブルやってたと思うけど? たぶん僕、何れ復帰するんだろうけど?
なんの楽器で復帰するんだろう? 
器用貧乏で注意散漫な歩み方だったので、   どんな楽器で復帰するんだろう? 

 

 

 


其れと、
「トヨちゃんもう少し待っといて!   ゴメン… 」
トヨちゃんとやる予定やけど…  「今度飲みに行こう!」 みたいな感じで
絶対に飲み会が成立しないパターンの様に成ってるけど…  
 「ゴメン、トヨちゃん…   まだ鉋やっ… 」
(もう、気長に待つ覚悟は出来てると思う 笑 )

 

 

 

 

トヨちゃんと、THIS HEAT の Drum,チャールズヘイワードとのちょと前のやつ

 ↓アマゾンで売ってるので気に入った方は是非どうぞ! 残り3

Amazon CAPTCHA

 

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

                          クソ鉋

 

 

 

 

 

 

    「刃」は何処?            正直、『鉋名称典』(草案)にコメントが一件でも来るとは想像して無かった。

 〔 コメント 〕

 

 とし

はじめまして。 群馬で大工をしている千利休(※1)と申します。 赤瀬川様のブログ、興味深く拝見しておりましたが、コメントをお送りするのは初めてです。 いわゆる読み逃げをしておりました。 失礼しました。 その弐を始められたこと、一読者としてとても楽しみにしております。 鉋の各部名称も興味深く勉強させていただいています。 私の周りの鉋人の感覚ですが、今回の23刃幅、と言うのが違和感を覚えたので失礼ながらコメントさせていただいた次第です。 私の周りでは刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅を指すことの様に感じます。 私的には23番は切れ幅、がしっくり来る気がするのです。 その他の名称については納得するやら感心するやらで、勉強させていただいております。 初見での生意気なコメント、文章力のなさゆえお許しください。

※1 僕が勝手に付けた名前です、としさんゴメンネ♡

 

よくもまぁ、コメント下さりありがとうございました!

地味な内容なのに注意深く思考を巡らせ書いて頂き、更に丁寧に謙
った言い回しで、こちらこさ恐縮します。

 しかし、所詮僕ですので
「前略、〜 思うねんけどどないですか?」でOKです!!


でも、丁寧に書いて頂きありがとうございます。

 

 

 

さて、本題ですが

「〜私の周りでは刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅
を指すことの様に感じます。 私的には23番は切れ幅、がしっくり来
る気がするのです。〜」

 さぁ、 難しい事をおっしゃる!
「刃幅=刃の幅」
先ず、「刃」とは何だ??
コレには "刃" を定義付けしなければなりません。
「そんなに"刃"について考えた事無いでぇ(笑)」正直な所です。

然しながら僕の持論に『刃先の定義』と言うモノが有ります。
コレについては一応、3年考え込んで考えがまとまっているのですが、
シッカリとした文章を書き上げていないので今回は大幅割愛しますが、
『刃先の定義』の一部で、

 「刃先とは被切削材と接触している場所」
と言う下りが有ります。(ヒツコイけど大幅割愛!)

要するに削り材と接触していて、目で確認出来るのは摩耗している場所。


 一時、包丁の刃先の事も考えて、考えて、考えて、 、考 え、て
たんですけど、どんどん考えると、 "包丁の柄" まで刃先?
そんな所まで行ってしまいました。(笑)

この事は、「切削に関して作用を及ぼす場所」と言う考えで至って
しまった答えでした 笑

でも、流石に包丁の柄は刃先では無いと理解しながらの考えであった
為、直ぐに先程の「刃先とは被切削材と接触している場所」の考えに
落ち着いていきました。


 さて… 「刃」って何や?  ? …
(※改めて、既成の概念等は無くしてしまいましょう!)

改めて、『鉋名称典』の鉋刃編ですが、名前が沢山付いていますし
、正直足りない名称も出てきました。

 そんな中、「刃」と言う名称を何処に付けたら良いでしょう?ネ??


  ね?


鉋刃の「頭」は刃では無いし、
鉋刃の「ウラ」は刃では無いし、
鉋刃の「鎬」は刃では無いし、
鉋刃の「側」は刃では無いし、
鉋刃の「側転び」は刃では無いし、
鉋刃の「銘」は刃では無いし、
鉋刃の「鍛接線」も刃では無いし、
ヤッパリ鉋刃の「耳」も刃では無いし、
鉋刃の「コゴミ」も刃では無いし、

 鉋刃の「…」は刃では無いし、

どうでしょう?  「刃では無いし、」を「刃だし、」に変えても
イケますよね!

 

包丁で大きく分けるとしたら「刃」と「柄」なのかな?
鉋を大きく分けるとしたら「刃」と「台」なのかな?


  此れで OK ?


だとしたら、「刃」は、とし さんがおっしゃられる通り
「刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅を指すことの様
に感じます。 私的には23番は"切れ幅"、がしっくり来る気がするのです。〜」


 今回僕は、「とし論」に一票投じます。
皆んなどやねん? なんか意見ちょーだい!

とし さんとお仲間と僕の一票に賛否コメント待つ!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 〜コメント記入例〜


鉋 太郎

 とし論   一票投じます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

でも… 僕らに異論を投じてみて欲しいですけどネ(笑)
其れもまた面白いですやん。


  取り敢えず、違和感感じて下さい。

   他にも違和感感じて下さい。

 

 


言い訳なんですけど、今回の『鉋名称典』(草案)は、
一生懸命頑張ったんですけど、時間が無く、頭がもうろうとしなが
ら、ギリギリの所で原稿を出して、「まだ草案やし許してぇ〜」と
言うノリで完成度は低いです。
皆様の御助力で完成度上げましょ!(またコメント来るとは思って無いけど 笑笑! )


 頼むわっ 、 ホンマ  もぅ 知らんでぇ、    ?

 

 

常套句の様な言葉を吐きつつ…

 他も違和感有る所あるでしょ!   僕は有ります(笑)

 

 

 二日に一度は必ずコメント確認するので
  宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

                            待具

 

 

 

 

『削ろう会』鉋好きの皆様宜しくお願い致します。Vol.2

 


   皆様いかがお過ごしでしょうか?


小生は、ブログ【私的鉋備忘録】をキッパリ辞めまして、新たに

 


       【私的鉋備忘録 弐】

 

 

                                  を始める事に成りました。

 

 

 

          改めて、宜しくお願い致します。

 


前ブログで『鉋名称典』(草案)のことについて、本ブログにて問いかけ
リアクションが無いのであれば "ブログ辞める" と申しておりましたところ
一切リアクションが無く小生は"イジケて"しまいました…

其れと、仕事での納期がマズイ状況で、根を詰めても間に合いそうに御座いません、

「ウエディングケーキの完成が2日遅れ、もしくは徹夜すれば翌日完成を
皆様はどの様にお感じになられるでしょうか?」


正直ブログなんかやってられません。


『鉋名称典』の編纂などもっての他で御座います。
 
   (本当に誰か助けて!

             御弟子さん募集中!)

 

 

 


さて、
【ブログ/削ろう会誌投稿問題】
なんの事かと申しますと、

「職人は口動かさんと手動かさなアカン!
( 口、 文筆 は、同じ意味です。)

「黙って仕事さへしてたらエエねん!」

何が言いたいかと言いますと、文章を書く行為は職人として
"恥さらし" の側面が有ると考えています。

     悩ましい事です。


【職人は、職人気質なのか?】
ご存知の通り「小学校のクラスのようなモノです」
職人でも、中には職人気質な方も居られますし、商売人も居ますし、休日人間も然り、
 商売人の世界もまた然り…

 人としての最善の生き方の答えは、 十人十色


「仕事の延長のような事が趣味でもいいじゃないかぁ!」
 別に…   いいじゃないかっ!
「邪魔臭い」とか「大変だ」とか言ったって、好きでやってるし
  "しょうもない職人って言われても"
(他人からでは無く自分が自分に向かって、他人は知らん)

今回の "鉋" 騒動のお陰で、副産物として、鉋が少し上達したし、
オッサンに成ってからの、大切にしたいと思える友達も出来てしま
ったので、 良しと致します。

 


【鉋のお勉強は、何処を目指すか?】

現在頑張っている事は 「頑張っています。」
こんな事ぐらいしか非力な小生には書けません、


 何れ「鉋」全てが解明されるんでしょう


そんな時、そんな時代、僕の書いたモノを見た未来人は、
「まぁ、エエんとちゃいますぅー」
「当時の人も、まぁ 精一杯やってはったんやろぅ 」
「ただ… こんな稚拙な考え方じゃ効率悪いし、キレイに削れる訳もないし、
でも、頑張ってはったんでしょうね 」

おそらくオレより頑張って無い未来の常識人から言われる事は、
この程度の言葉しか漏れてこないでしょう!
所詮、"過去"と成る情報を必死こいて掘り起こしてるだけ …

 恥ずかしく、悔しいけど、そんなもんでしょう 
レベルの低さを痛感致します! (笑)


全てを解明する事は、僕の仕事の範ちゅうでは無いし、そんな大それた
事なんかする気も無いし、やりませんが
せめて御客様に迷惑が掛からない程度の情報は欲しい!
(鉋調整手間からのコストダウンと仕上り美しさ)

  「生活かかってる」

ハードボイルドな理由じゃぁ無いですけど、鉋如きの工程はサラッ と熟したい。
でも … 《仕事削り》は、まだまだ小生には、頂きが何処なのか? わからん!
 
仕事は「鉋」だけじゃぁ無いので、とっとと「鉋」を辞めたい!
答え出して、其れなりにまとめて鉋の世界から消え去りたい、
 "道具" を消し去りたい

 

 


   「 クソ道具よ、オレの前から消えやがれっ!」

           「 身体の一部に溶け込んでくれ。」

 


                      悪要領 小生 .

 


そして、本業の【荘厳具/宮殿/須弥壇】を研究したい。
完全にストップはしてないけど、今のペースじゃ遅いし、
個人的で新たなホビーも浮上して来た

 

 と言う事で、残念なが "鉋" はもう少し続けます。

 

 

 仕切り直しまして、

【私的鉋備忘録 弐】は、
刃物鍛冶の石社氏とのちょっとした会話の中で、私がつい "ウッカリ"
「鉋の名称整理を行った方が良いのでは?」と、口を滑らしたばっかりに、
「だったら、言い出しっぺの … 」
今考えると石社氏の陰謀では無いかと言う疑念が御座います。 (半ば当たってると思うます?  笑)

 そんなこんなで、自分にとっても鉋議論を交わす時、各部名称に
ついて非常に困っていた事も有り、鉋の名称整理を行なう羽目と成
りました。
 其れに伴い、『鉋名称典』の情報収集のアンテナとして新たなブログ、

  「私的鉋備忘録 弐」

を始める事に成りました。


このブログの内容や方針は、私と本ブログの自己紹介を載せている
記事が有りますので、其れだけ是非とも御覧になって下さい。
       ↓

shitekiongaku.hatenadiary.jp


そして、過去の記事を少し復活させています、

合わせて此れも良ければ御覧になって下さい♡

 

それと、ブログの新しい記事は、『鉋名称典』に関する事以外は、
本業が忙しいので、あんまり書かないと思います。

 

 


それはそうと! 


 忘れてならない  『鉋名称典』

 御意見を、切に御教授願いしたく思ひます。
鉋の仕組み等と違い地味で、 "おもんない内容" の名付け作業ですが
御協力を!

・一行コメントでも構わないです、ペンネームとお住いの
大体の地方(呼ばれている地方が知りたいです)もお忘れ無く。

・疑問、質問、あらゆる『鉋名称典』への御意見を心よりお待ちして
おります。

・編纂の都合で七月末迄に御意見を頂ければ幸いです。

  「鉋名称典」へのコメントの御応えは、出来るだけ致します。

 

 

 

                       願具

 

 

 

 

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 ゴメンネ♡  最後のブログって言ったけど今日面白いネタが有ったので!

 

 

 

 

     【鉋削りの"ほぼ"最難関の材】

 

 

 

 


今回の新調宮殿の天井板の荒材写真

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木目が判り良いように少し削ってます。

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左の材の真ん中辺りが"ボコッと起ってる"所をアップで注目!板に仕上げる事を

想像して下さい 笑

      其れと左材の木口に注目、見え難いけど平行に近い木目が見える。

エエ笹杢です!)

 

・材     台湾檜笹杢

・現状寸法   巾 一尺一寸×長さ 六尺七寸×厚み 四分
           (333×202×12㍉)

・仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
(三枚剥ぎ)          (887 × 1948 × 6㍉)

 

 材の台湾檜笹杢ですがご存知かも知れませんが乾燥材です。(笑)
この際厚みは関係無いのかな?  笑 笑!
伐採禁止からぁ〜 ? ?  この板30年経っていてもおかしくないのかな?

  思っクソ "完全乾燥材" と呼べます。

                    カチカチ …

 * 色
残念ながら今回集材した中で最も"赤い"くて台湾檜らしい佇まいと
成ります。


 今回は素木仕上げである為に残念ながら全て刃物仕上げで、ほぼ
柾目の木目を使用しています。

 


      "ほぼ" ?   


本新調宮殿は、軸部内が大変広く四室に別れています。

 是は、現況を踏襲して(現在の祀り方)新調宮殿の中に同じように
御祀りするという志向です。

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現況

 

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新調軸部(柱は丸で、当然の事ながら長押は"真"を考えると回さないとダメなんですけど、

のっぴきならん感じでこの様な納まりに。)

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宮殿軸部平面図

【大唐破風屋根宮殿】(軸部〜)

・四本柱.

・下から〜地長押.腰内法貫.貫虹梁.頭貫.

・柱間装置〜正面六枚双折れ扉(藁座軸回し).脇引き戸(後嵌め殺し)

・太瓶束

・軸部内、外陣/内陣境に柱四本の三間

【補足】  宮殿内部外陣の中壇/下壇に供物を供へる雛壇を
有し、更に雛壇の上壇には、中尊に祖師が来られ、向かって右に
鬼子母神、左に七面大明神が来られる

 ・天井〜 鏡天井/格天井/折り上げ格天井

 ・軸部内柱筋中尊/脇陣に雲の幕下げ彫り

 

 

 

 

 

 


       『 この宮殿は荘厳具です!』

 

 

 

 

 建築の話しで恐縮ですが、近頃では"社寺風"のお寺や神社が、訳の
分かっていない工務店が施工していたりします。

   何が困るか?

        めっちゃ困ります!!!

 宗教施設で有り、宗教装置で有ります!

 

 

    宗教は 『 生きています!』

 

 

例えば、社寺には立派な塀も有りますし立派な門も有ります。
"塀"は、神聖な領域を現す外界からの結界で有りますし、
"門"は、人が通るには立派過ぎます(因みにボクん家にはあんなものは
有りません)、矢張り神聖なる領域に入するという気持にさせる
一つの装置としての役割が有ります。
 そしてアプローチがあり本堂(殿)が有り、礼拝する空間が有ります(外陣/拝殿等)、
浄土系の宗派で有れば内陣は阿弥陀如来様の住まわれる極楽浄土の
世界が再現されています。
そしてその宗派の持つ"道業"にて儀式が執り行われます。


  〈 訳のわからん奴にヤラせると 〜 〉

「これじゃぁ儀式が出来ないぜぇ、あと… 一尺でも広くしてくれたらいいのに …. .. . 」


 "カタチ" ばかりお寺と似ているだけで使い物に成らない  "無用の長物"

ただ、施工者だけが悪いのでは有りません、
合い見積もりで値段の安い所を選んだ"人間"も悪いと思います。
お金が無いのは仕方が無い、僕もお金には困ってるので

気持ちは判るつもりです。

そんな時は一時諦めるか、でも…  絶対やらなきゃ駄目な時も、   …

難しい…   ですけど、   …   . 

 

でも、"荘厳' を重んじる心が無いと感じる時が最も残念です。


     宗教は生きている


「 社寺専門の所にまかせよっ …  
   にわか仕込みの奴に千年以上の歴史は理解出来やしない、
少ない予算でもなんとか知恵絞って専門家にええのんにしてもらおぅ 」
(僕もあんまり分かってないけど …  …  )

 

 

 

  少し. 話し戻ります ♪

書の世界で云う所の 「 真・行・草 」が有ります。
"真"は正格で格式の高い、"草"はくずした風雅の体

 "木"で言うと、 「 真=柾目 草=板目 」 と成ります。

然るに宗教施設の中核に有り、最も尊ばれる荘厳装置としての木目は
"柾目" が相応しくキリッと上品でも有ります。

 

そして中核に有る荘厳の宮殿ですが、中尊と脇ではより中尊を尊ぶモノです、
然るに、軸部内柱の長押位置は中尊が一段高く、背後の向板(背板)
は柾目板と成り、脇は中尊との違いを出す為に "板目" としました。


そして、軸部内の四室の天井の仕様ですが、

・外陣→脇陣→中尊の順で天井の高さが少しずつ高くなる。

(写真二枚目の頭貫〈柱頂部の横の部材〉の内側に、天井高さの違いの

切り欠きが分かる)

・天井仕様
 * 外陣にあたる所を "鏡板"(無地板)
 * 脇陣にあたる所を "格天井"
 * 中尊にあたる所を "折り上げ小組格天井"

世の中に有る"真"の中で最も"真の中の真"と言える空間だと思います。

日本建築はよ〜出来てます(笑)


 でぇ、 中尊の向板(背後の板=背板)は正格の"柾板"

脇陣の向板ですが、タダの板目では「腑に落ちん!」
板目でも「最高の板を…」今回選んだ最高の板目が "笹杢" です。

 更には、軸部外陣天井は、内部に広がりを保たせる為に大空を想起
させる装置として、"雲"をイメージさせる笹杢の天井板をあしらう
事にしました。


 長かったのですが、先程の写真の笹杢の板にはそう言う意味が
込められています。    (話し長いねェ ゴメン…)

 

 

 ただぁ〜
そんな都合の良い板は沢山お金を積んでもあるものじゃ有りません。
台湾檜伐採禁止に成ってから、最も輸入した日本でも残り少なく選べる
ような状態では有りませんし、ましてや現在台湾本国で大きな事業が有り、
本国で台湾檜が無い為に日本の台湾檜をさらえて行っている事も有り
お金も、選材も簡単には行かない現状です、


そんな最中、 奇跡的に見付けてちゃいました♡
二年近く探し求めました、    ラッキー!


 「僕の力では絶対に無い!」と断言します。

 「今回のお仕事の"御縁"の力」と感じます。

「こんな都合よく見付かってたまるかぁ!」と言った感じです。

 


 ただ …  ご覧の通りの  "ぐだぐだ" に反り倒した板 。

コレは本国台湾で製品にしたものらしく、割れ止めに台湾の新聞が
木口付近に貼られていました。(材写真参照)

 更には、日本の管理ではあり得ないのですが、乾燥時の桟積みが
悪く、ズレた桟のカタチに【※極端!】に曲!がっ!!ています!!!

(分かり難いけど材写真二枚目参照)
また、年数が経つため"木"の性が出て捻れています。
当然の事ながら、こごんで"水溜り"の様に窪んだ所が有ります。

捻じれは写真にも写ってる様に平置きで一寸、クランプしないと
一寸五分殆どの捻じれと成ります、  残念な状態です。

コレをまともに真っ直ぐの板に仕上げると五分のニは消滅しそうです。

 

 

 

 改めて予定としては、

仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
           (887 × 1948 × 6㍉)

の一枚板に剥いで、今回は板の中心を1.2分(4㍉)少し強めと成りますが
ドーム状に上げるつもりです。

 

 

 

  "少し強め" というのは?


建築関係の人では無い人にも理解出来る様に書くので回りくどいの
ですが…

 

「目線上に有る横軸の直線は垂れ下がった様に見えます」

 

人間の目の錯覚によって起こるモノで例えば、
 "虹梁" とは建築では横方向の部材と成りますが、上に湾曲した様な
意匠と成ります、この様な意匠のお陰で垂れ下がった様には見えズ
自然に美しく見えてくる工夫です。
そして、是は虹を想起させる事から 「虹の梁=虹梁」としたものです。


 逆に、眼下に見える "靴脱ぎ石" の様な大きな平面は、真っ直ぐ平面に
すると真ん中が窪んだ様に見える事から、やんわりと起こしてあります。 ? 笑
 ? 実は "靴脱ぎ石" 等はこの理由よりも大命題の "水が溜まらない"
と言う理由が有っての事ですが(笑)

 

 錯覚と言えば…
社寺に於ける "軒反り" も工夫が見られます。
軒反りは遠くから観る時には重要なアウトラインですが、
美しく魅せる為に"軒反り"が用いられています
平安時代迄の軒は真反りで緩やかに美しく、どれくらい美しいのかは
平等院鳳凰堂」に行くか、十円玉を見て下さい。
(十円玉は真反りやけど軒反りはややキツイ  ん n … ビミョー )
 然しながら、鎌倉時代からは 真ん中は"真っ直ぐ"で、隅っこだけ反っている
"長刀反り" が採用されており、前代迄の "真反り"では無い為に
隅っこの反りが視覚に入っているせいで、真ん中の直線がキレイに
真っ直ぐで有っても軒の直線が上に隆起している様に見えます、
 更に古く傷みが出ているものは、隅軒に大きな荷重が掛かる為に
やや下がる事が有る為に、拍車をかけて真ん中が隆起した様に成り
「 〜〜 」みたいに成ります。

  あっ、 軒の反りは先程の軒隅の垂れ下がりが起こっても

ホントに垂れ下がったように観えない為が主題と思います。
                   (蛇足でした…)

 

 でぇ、 天井なんですが前述とよく似た人間の錯覚で、真っ直ぐ
直線で天井を造ると"垂れ下がった"様に見えます、
然るに真ん中を少し持ち上げて、 "一間一分" (流派による所が有るのかもしれんけど…知らんけど…)
とか云われたりします。


 今回は少し広がりを保たす為に、"少々強く" しかし「クドくならぬよう!」※重要
"一分強" として "気付き難い柔らかなドーム状" とする予定です。

  どお?  相変わらずメチャ長いねぇ…  (ゴメンナサイ♡)

 

 

 

 


   さて!

 

        今回の材で出来るの?

 


 「台湾檜笹杢」    ぐだぐだのグニャグニャ
    = 材として難削材
       =木目としても最難削材
            =平面でも無い。
鉋仕上げとしては "ワラウ" 笑♬ しか無いかな? (笑)
 板を三枚キチッと剥げるかな?

思った通りの形状に作れるのかな?

   天井の四方周りに隙間出来たらカッコ悪いなぁ〜

 


     楽しそうでしょ♡

 

こんなに棒削りとの違いがある難しい  "クイズ"  は始めて ですけど…

 

 

 

  シッカリと頑張って作戦立てて頑張りまぁ〜する !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「 僕、 コレれが "板削りと棒削りの違い" だと思ってるんです。」

「 板削りに於いて鉋台長さ九寸五分フル活用って物理的に不可能なんですよ」

 

     
         「鉋台の総丈どれ位が適切と思います?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

         ホントに最後のブログでした。

 

 


              おしまい!

 

 お世話になりました

https://youtu.be/7HFlGJ0_u1g

皆様短い間でしたがお世話になりました!

 

 


9月19日から正式にこのブログを始めたようです。

shitekiongaku.hatenadiary.jp

 

 

 

 

このブログはご存知の通り殆どが世の中に出ていない情報を出すように
努めたものでした。  ?

 

 と言うのは嘘で (笑)


「鉋」の世界は殆ど手付かずの事が多く、必然的に「無い情報に成る」
其れだけの事でしたが、世間に出ている情報は避けるやうに気を使いました。

井の中の蛙」的な引き篭もりでしたので知る情報は少なかったの
ですが、其の中でも少しは自分の考えを表に出す事により自分なりに
まとめる事が出来て、楽しい作業でした。

 

 「表に出す」
 
是は僕にとってちょっとしたキーワードでもあります。

 

昔から"表に出す"事を"牛の涎"よりも細いのですが、やっていた事が
有ったのですがぁ…

 

    "やりきっていない"

 

そんな所が有り納得いっていませんでした。
しかし今回は "ヤリ切る" がテーマでした。

 

まぁ、  、
まだ「鉋」に付いてはもう少し課題を残しているので
"ヤリ切る"という意味では、今一歩の継続が必要ですが …

 

然しながら "癖" として僕らしくよくやってきたとも思います、
自分の考えをまとめて文章に起こす事は大変労力のいる事で
今迄"あんなに拙い内容"であったのですが、
一つのテーマを決めて、理解し易い構成をして、
書き漏らしが無いよう気を付けて、


  しかし、   「鉋」全体の理解を構成し始めて…
結局、「序」 を書き終えた所で 終了 の運びと成りました。 (笑)

 

 

 「序」とは


「鉋」という道具を習得するにあたり何が必要か?
この事を書きました。
其れは、「機械的切削信者から鉋個体性能への覚醒」です。
要するに、鉋性能により鉋使い手としての"腕"が決定されると言う事です、
そして、刃物の中でも"特殊な切削方法"を行う「鉋」に於いて良好切削を
行う為の刃先形状を提案しました。

 

  さて、    、
必要なモノが解ったので、
「コレから"ソレ"を見付けて、物理的な目標へ加工していく」
一番おもしろ味の有る所を前にして消える事に成りました (笑)

「序」はメチャクチャ地味なので軽視されがちだと感じていますが
当然の事ながら"必要"が分からないと闇雲に頑張ってもタダの空回り
と成りますので大切な事です。

 

機械的切削〜」で想像がつくように、素晴らしい使い手としての腕が
有っても、"切れない鉋"では一生頑張っても無理!

そのような意味です。


 また、仕込み方法の事ですが、
ネットで熱心に観るまではいかないのですが少し観てみると、最もらしく
平然と間違った事を世界に発信している方や本でも同じ事を言っておられたり、
初心者の方が閲覧した時に気の毒で成りません。


 検証すると言う言葉を知らないのか? と、憤りを感じます。

 

 例えば、

「押え溝は絶対に触らない!」

               アホか?

 

一回仕込んだら"背馴じみ"は触らず"押え溝"で調節する人も居るのに

 

おそらく前者の砥石は平面で無いか、硬木が削れない緩仕込みか、
硬木の時は耳が立っている状態と推測します。

 

しかし、押え溝の調節方法や専用の道具の紹介等を紹介している記述を
殆ど見た事が無いので「押え溝は絶対に触らない!」と言う事は
世間で広く知られた常識とも感じています。
 しかし、"知る人ぞ知る情報"となる事は、日本文化の若き担い手への

弊害になると考えます。


 誰か"素晴らしい御方"が難解な鉋物理を読み解いて、
早期にテキスト化される事を切に願い、「都市伝説」の払拭に何方かぁ …

 

 それと…


 正直、僕は偉そうに言えた柄では無く欲しい情報を手に入れる迄は
決して止めませんが、まだまだ理解不能なモノも多く、そやねんけど

「鉋」への課題を全て勉強するつもりはさらさら無いです。

 

「気には成るけど誰かやって!」

 

  僕の仕事じゃぁ無い!

 

この様な一貫した考えは変わる事が無いでしょう。

 

 

 

 

話し出すと止まらない僕なので、この辺で辞めときます。

 

 

 

 

 


改めて、

「鉋はやればやる程解らなくなってくる」

 

   僕は、

「鉋は要因か複数であるが一つずつ解明していけば物理しか存在しないと気付くはず」

 

   そう固く信じています!

 

 

 


    以前に「機械的切削〜」を信じていた頃のように  (笑)

 

 

 

 

 

 

 

      今迄拙い記事を観て頂いて、心より感謝致します。

 

        皆様の御多幸をお祈りしております♡

 

  

 

 

 

 

 

 


                           敬具

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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     教訓 Ⅰ

       


今日の新聞で 香川 良さんが亡くなられた事を知りました。

香川良さんの事を知らない方も居られるでしょうが、
フォークシンガーの方です。

 

 

 

 

 

そう言えば思い出しましたが、
夏の暑いある日、家族全員でこの曲をYouTubeで聴いた覚えが有ります。

 

少し僕がお話しをして、一人でボロボロ泣きながら家族を想い皆で効いた
思い出が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  僕には「心の師匠」が居られます

何人か居るのですがその一人に「松田権六」さんが居られます
( https://ja.m.wikipedia.org/wiki/松田権六 )
漆工家です。

 東京美術学校を経て教論へ
本校の気風で有った"温故知新"を経て其れを"超えた新しい表現"を
求め、「伝統」と云う言葉の真髄を体現された方と認識しています。

表現者として尊敬の頂きに居られる方ですが、
もう一点ステキな"愚業"を成されて居られます  、

 

 代表作の一つに「蓬莱之棚」が有ります、
忘れ去られた様な技法を用いて新しい表現を成された素晴らしい
 "表現" だと感じています
当時の社会事情から観ると、物資も少なく大変"無駄"と思われる様で
贅沢な表現と成ります、 "反社会的" と呼べるでしょう。


因みにこの"表現物"の発表は、S,19 (1944年)です。

 

 

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 今僕は「鉋」について調べていますが、

 

     もしこの時代に生きる人間であれば

 

1945年8月15日にこの調べ事を必死に成って調べている事を誓います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


香川 良
「教訓 Ⅰ」

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