「刃」は何処?            正直、『鉋名称典』(草案)にコメントが一件でも来るとは想像して無かった。

 〔 コメント 〕

 

 とし

はじめまして。 群馬で大工をしている千利休(※1)と申します。 赤瀬川様のブログ、興味深く拝見しておりましたが、コメントをお送りするのは初めてです。 いわゆる読み逃げをしておりました。 失礼しました。 その弐を始められたこと、一読者としてとても楽しみにしております。 鉋の各部名称も興味深く勉強させていただいています。 私の周りの鉋人の感覚ですが、今回の23刃幅、と言うのが違和感を覚えたので失礼ながらコメントさせていただいた次第です。 私の周りでは刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅を指すことの様に感じます。 私的には23番は切れ幅、がしっくり来る気がするのです。 その他の名称については納得するやら感心するやらで、勉強させていただいております。 初見での生意気なコメント、文章力のなさゆえお許しください。

※1 僕が勝手に付けた名前です、としさんゴメンネ♡

 

よくもまぁ、コメント下さりありがとうございました!

地味な内容なのに注意深く思考を巡らせ書いて頂き、更に丁寧に謙
った言い回しで、こちらこさ恐縮します。

 しかし、所詮僕ですので
「前略、〜 思うねんけどどないですか?」でOKです!!


でも、丁寧に書いて頂きありがとうございます。

 

 

 

さて、本題ですが

「〜私の周りでは刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅
を指すことの様に感じます。 私的には23番は切れ幅、がしっくり来
る気がするのです。〜」

 さぁ、 難しい事をおっしゃる!
「刃幅=刃の幅」
先ず、「刃」とは何だ??
コレには "刃" を定義付けしなければなりません。
「そんなに"刃"について考えた事無いでぇ(笑)」正直な所です。

然しながら僕の持論に『刃先の定義』と言うモノが有ります。
コレについては一応、3年考え込んで考えがまとまっているのですが、
シッカリとした文章を書き上げていないので今回は大幅割愛しますが、
『刃先の定義』の一部で、

 「刃先とは被切削材と接触している場所」
と言う下りが有ります。(ヒツコイけど大幅割愛!)

要するに削り材と接触していて、目で確認出来るのは摩耗している場所。


 一時、包丁の刃先の事も考えて、考えて、考えて、 、考 え、て
たんですけど、どんどん考えると、 "包丁の柄" まで刃先?
そんな所まで行ってしまいました。(笑)

この事は、「切削に関して作用を及ぼす場所」と言う考えで至って
しまった答えでした 笑

でも、流石に包丁の柄は刃先では無いと理解しながらの考えであった
為、直ぐに先程の「刃先とは被切削材と接触している場所」の考えに
落ち着いていきました。


 さて… 「刃」って何や?  ? …
(※改めて、既成の概念等は無くしてしまいましょう!)

改めて、『鉋名称典』の鉋刃編ですが、名前が沢山付いていますし
、正直足りない名称も出てきました。

 そんな中、「刃」と言う名称を何処に付けたら良いでしょう?ネ??


  ね?


鉋刃の「頭」は刃では無いし、
鉋刃の「ウラ」は刃では無いし、
鉋刃の「鎬」は刃では無いし、
鉋刃の「側」は刃では無いし、
鉋刃の「側転び」は刃では無いし、
鉋刃の「銘」は刃では無いし、
鉋刃の「鍛接線」も刃では無いし、
ヤッパリ鉋刃の「耳」も刃では無いし、
鉋刃の「コゴミ」も刃では無いし、

 鉋刃の「…」は刃では無いし、

どうでしょう?  「刃では無いし、」を「刃だし、」に変えても
イケますよね!

 

包丁で大きく分けるとしたら「刃」と「柄」なのかな?
鉋を大きく分けるとしたら「刃」と「台」なのかな?


  此れで OK ?


だとしたら、「刃」は、とし さんがおっしゃられる通り
「刃幅=身幅とでも言うのでしょうか? 鉋身の横幅を指すことの様
に感じます。 私的には23番は"切れ幅"、がしっくり来る気がするのです。〜」


 今回僕は、「とし論」に一票投じます。
皆んなどやねん? なんか意見ちょーだい!

とし さんとお仲間と僕の一票に賛否コメント待つ!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 〜コメント記入例〜


鉋 太郎

 とし論   一票投じます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

でも… 僕らに異論を投じてみて欲しいですけどネ(笑)
其れもまた面白いですやん。


  取り敢えず、違和感感じて下さい。

   他にも違和感感じて下さい。

 

 


言い訳なんですけど、今回の『鉋名称典』(草案)は、
一生懸命頑張ったんですけど、時間が無く、頭がもうろうとしなが
ら、ギリギリの所で原稿を出して、「まだ草案やし許してぇ〜」と
言うノリで完成度は低いです。
皆様の御助力で完成度上げましょ!(またコメント来るとは思って無いけど 笑笑! )


 頼むわっ 、 ホンマ  もぅ 知らんでぇ、    ?

 

 

常套句の様な言葉を吐きつつ…

 他も違和感有る所あるでしょ!   僕は有ります(笑)

 

 

 二日に一度は必ずコメント確認するので
  宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

                            待具

 

 

 

 

『鉋名称典』草案          29,5/20削ろう会原稿(多分全文)

 

 

 

会員で無い方が、何人見てくれてはるのか分からないのですけど、
広く意見を募る為、公開しておきます。

ブログ記事では無いので、ブログのノリで読むには長いんですけど、
勇気の有る人は読んでみて、読んだら最後、必ず意見をコメント欄
に書いて下さい。


何処まで行っても職人にとって、仕事が出来るか?がキーポイント
である為、"名称" などどうでも良い事であるのは理解出来ますが、
電話で話すなり、文章に起こす事を考えると有った方が良いので
宜しくお願い致します。


賛否両論で有ると想像しています。
実際に賛否が別れる場所も有ります。

一番問題となる、「裏/表」 "ウラ=浦" 問題に始まり、「鉋台木目」など…
「名称の数が多い?」 正直、ほんの少しですが、あまり意味の無い?
と思われる名付けも含まれます。(旧来から有るので)
 地方によって呼び名が違う事も分かってきたので、其れはソレはとして
"意味の有る"文化として「呼び続けて欲しい」し、
皆様の意見が集まら無ければ、「根無し草」です。
 今の所よく分かりません!  少なくとも現状からすると、足り
ない所が出てきている所も有ります。


「めっちゃおもんない作業です!」


ただ、名前が欲しいので仕方なくやってます。
やればやるで、「ある程度ちゃんとしなければ」そんなとこです。

誰か偉い人がやってくれていれば良かったのに、(愚痴です。)

因みに、宇和島の山本さんなんかは、
「誰が考えても、そんなような名前に成りそうな名称やし、ワシ異論無いんや。」
(ホンマか? 邪魔臭かったんとちゃうのんか 笑)
そんな事より、山本様は、"岩牡蠣"が今が旬で(一月前程)濃厚で美味い!
と自慢しておられました、「FAXで送ってくれ」と言ったのですが
モノタロウからのFAXしか来ません…


取り敢えず皆様の御力無しには完成しません、
何卒皆様からの御教授賜りたく、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:shitekig:20170613171700j:plain

[い]1,台長さ 2,叩き 3,台頭 4,鉋刃(本刃) 5,ウラ座 6,背中馴染み 7,吐出し 8,押え棒 9,鏡
   10,鏡角 11,アタリ 12,スカシ 13,台尻
[ろ]14,上端 15,下端側スカシ 16,下端 17,側
[は]18,刃口 19,オデコ 20,おなか
[に]25,包み口
[ほ]21,押え溝 22,溝側 23,溝上端 24,溝下端
[へ]26,腕 27,押え溝鎬 28,ハキダシ側 29,押え棒突き貫 30,押え棒突き止め
[と]31,ウラ座テーパー角 32,棒馴染み 33,アゴ 34,アゴ鼻 35,鎬面 36,包み口/逃げ角
37,鎬 38,研ぎ角 39,予備角 40,ウラ座馴染み 41,屑道(セツドウ) 42,木っ端返し
43,スクイ面/砥アタリ 44,木っ端返し(予備下端) 45,木っ端返し角 46,刃口 47, 仕込み勾配

 

f:id:shitekig:20170613171719j:plain

 

 

 『鉋名称典』草案  

 

 

 

 皆様は電話で鉋の事をお話になる時、困った事になった覚えがな
いでしょうか?

お互いに鉋の使い手であっても、電話ではハッキリと理解し得ない
時が有ります。
 更には、鉋を学ぶと多くの疑問が湧いてくるものと想像します。
「この部分はどういう機能が隠れていて、どのように仕立てて行け
ば良いのだろうか? 、  ??  ? … 」
ましてや鉋初心者の方には疑問点さえ見出す事は極めて困難で、
各部所の役割を理解する為に、誰にでも理解出来る名称が必要と考
えます。
然しながら、勉強不足な為か疑問に感じた部分の名称が見当たらな
かった所が有りました。

 「皆さんはどのように呼ばれて居られるのでしょうか?」

僕の知る所の「鉋名称図」では、削ろう会のレベルの使い手が鉋を
語ることには限界があると感じています。  そこで叩き台として
平鉋の『鉋名称典』と言うモノを創ってみました。

 現時点では 数人の知識人の方々に小生が電話取材や文書でのアン
ケートに協力して頂き、草案を創り、修正していただきましたが、
簡単には片付けられない内容である為、今回は誌面を御借りして
広く会員様からも御教授賜り、この『鉋名称典』を皆様で創り上げ
て行こうと言う志向です。

この『鉋名称典』はあくまでも "必要から生まれた名称" であって、
名前を付けたいと願って付けたものでは有りません!
改めて今回取り上げた名称について再考し、どの様な機能と仕立て
方等が隠されているかを鉋議論の対象とし、そこから新しい発見が
生まれたり、又は民俗学的に各地方により呼名や解釈の違いが有る
事を再発見出来ればと考えます。
 僕としては皆様の"鉋談義"のネタに成り様々な意見が出て、議論
がなされ、日本の鉋文化がより発展すればと願います。
 この様な意図で独断と偏見にて必要最小限、今回の名称数が生ま
れ、まだまだ見えておらない完成度で、名称の数が多過ぎるのか?
少ないのか?サッパリ理解出来ていない状態です。

 「命名の基本指針」
・的を射た形状、機能から由来する比喩表現(万人に理解し易い)
・他に無い(似た名前で混同し難い)
・初心者から玄人まで幅広く親しみをもてるステキな愛称

この様な考えで命名していきたく考えます。
 名付け傾向ですが、「建築、道具等」に限らずこの類の命名には
人間の一番身近な身体名からの流用が古くから用いられる傾向があ
り親しみ易い事からなのでしょうか。

数例の名称由来説明を上げてみます。
(異論反論大歓迎! 祝反論♡)

『名称用例説明』
【鉋刃編】
13,[鎬面 ](逃げ角面)                    13=○に出来ます?
1, 鎬面とは刃先を構成する二平面の一面で、鉋刃の○背中面の側を
指す、 この面に鎬が出来る事からの由来。
2, 逃げ面とは鉋台に仕込まれた状態を横断面から見た時の呼称

鉋を扱うにあたり、「研ぎ」と「削り」の時間は同じように時間を
費やします、 この事から研ぎ等に於いて鉋刃単体を扱う時間が
長いので鉋刃を説明する時"鎬面"と呼ぶに相応しいように思います。
しかし、切削のメカニズムの話をする時には"逃げ角面"として話を
する方が大変しっくりきます。

16,[ウラ]( 浦(※1)、スクイ面、着鋼面 )              ○
1,「ウラ」とは刃先を構成する二平面の一面で○カエサキから刃先
迄の総称である。
2,「スクイ面」とは 削り時に材を"切りすくう"事からの由来

13,16,補足                             ○
 鉋刃は、片刃と呼ばれる刃先断面を持っており、二平面のうちの
ウラ(浦)にあたる面は、鋼が着鋼されており刃物断面の平面直線上
に有る、それに対して反対の面は刃物厚みを鋭角断面に研ぎ上げ、
鋼と地金断面が現れた面となる。
 当然の事に研ぎ易さは格段の違いが有り、ウラ(着鋼面)は硬く
研磨し難く砥石の目詰まり等も引き起こし易い。
鋼と地金を有する鎬面は、地金の軟らかさと地金研磨屑(砥クソ)に
より更なる研磨力が助長される。 この様な研ぎ感覚の違いからか
一般的にウラ(着鋼面)は研ぎ労力を少なくする為に鋼面を鋤込み
糸ウラ〔イトヅラ〕と呼ばれる状態を維持し工夫した注意を注がれる、
よってウラの研ぎは、削りによる摩耗面を研ぎ下ろし、平面でキズ
の少ない鏡面に仕上げる事が一般的である。
 対して鎬面は研磨が容易である為、ザクザク研ぎ下ろしたい場合
等には研ぎ下ろし労力が少なく有利と言える。
この特徴を踏まえて削りに相応しい "刃先" を加工していく。

【鉋台編】
2,[叩き面](タタキ、タタキメン) 〜叩き面の総称          ○
新しい名前のように感じますが特別なネーミングでは有りません、
然しながら鉋刃を前後させる為に頻繁に打ち叩き、木槌を使わず
金属槌を使う方にとっては適切な面を取っていないと台がまくれて
特に摺り台の様に使う台であれば、基準面としての機能を失います
し、際鉋に於いては、まくれて膨らんだ部分が材に当たりキズを付
ける事に繋がります。
また適切な仕立てが行われていない場合に多いですが、叩き潰れた
部分がクッションのようになり打撃効率も悪くなり、酷い時は台が
割れてしまいます。
 その為にも適切な面を取り、適切な場所を打ち叩く必要が有る場
所となります。

〔具体例〕

 

f:id:shitekig:20170617225222j:plain


[鉋刃を出す際の入射角度から "面取り角度" を導き出す]
⚫Aベクトルで叩くとA'方向に跳ねる(鉋刃出は期待し難い)
⚫Bであれば仕込み角と同じなので効率良く鉋刃が出てくれそうだ
 が、鉋刃の直ぐ近くを叩いた時に最も効果が現れ、長台を想像
 してもらえれば理解し易いのだがA'ベクトルの効果が出てしまう、
 この事は寸八でも同様で刃から距離がある為B(仕込み角)では
 理想的とは言えない。
⚫Dでも刃は出るが最も効率が良い角度とは言い難いのではないだ
 ろうか?
⚫ Cが適切と思われる。 具体的な角度は「刃口から台頭の距離と
 台厚み」により変化するので実際に最も効率が良い出方をする角度
 が適切な入射角度と成るので、その角度を見付ける事を第一に上
げたい。

〈面の大きさ〉(面巾)
改めて目的は?
⚫木製台(台頭)の潰れ(まくれ)が出難い
⚫無造作に叩いても効率良く打てる、嬉しい形状
 (面は広いより小さい方が効率良く打てる確率が高い)
この事から [木製台の潰れが出難い最小限の面巾を取る]

〜打点/角度〜
打点ポイントだが、台頭両端付近は26,腕が有るので多少ガンガン打      ○
ち叩いても問題は無いのだが、中央付近への打撃は物理的に、木製台
に於いて割れを招きかねないので好ましく無く、図の斜線部付近を
叩く事が好ましい。
 面取り巾の実例だが、三分巾辺りを目安とすると良いような気が
しているが、樫材であっても個体差が激しいので材に合った面取り
が求められる。 筆者は疲れが出ると手元が狂う、こんなタイプの
人間には面の取り方は更なる工夫を要する。
 以上は理屈を形状によってカバーするアプローチだが、"マクレ"
防止や"木質台狂い防止"の観点から「木質の樹脂化」が有る。既に
「樹脂化を施さない事は無い」という人も居るが、樹脂を含浸させ
木固めを施す法方で、木細胞側面(板目/柾目)には塗膜効果しか望
めないが木細胞断面(木口)は良く含浸する為効果は的面です。
 オマケ〜
ヤフオク仕入れた古鉋等は、"クソ錆び" た鉋身が台に固着して
一筋縄では抜けないので、
「 金床に叩き面を丸ごと打ち付けて殺る⇒出る⇒良かった 」
 

【却下 例】
[上端、下端、 下端基準面(当たり)、側]
是に関しては草々案で更なる詳細な名前を付けていました、当然の
事ながら名前が無いと話しが出来ないからです。
例えば、「下端基準面(アタリ)」ですが、削りに於いては要となる
モノの一つなので、「刃口アタリ/顎アタリ/頭アタリ/尻アタリ等 … 」
然しながら「○○アタリ」とは二つの名称を連ねただけで、各場所を
特定する事は可能であり重複している様に感じ、此の事によりひと
まとめで 「下端基準面(アタリ)」と呼ぶ事にしました。
しかし、15,は呼び難いかな?と思い特に「下端側スカシ面」と取り     ○
敢えず名付けときました。

【個人的に改めてみた 例】
ろ,鉋台の木目                             ⬜
「 解せん! 電話で話しし難いねん 」 (主観です!)
今回改めて手練の台屋さん御三方に「 何故? 鉋台の板/柾目の
呼名が反対か?」か伺いました。
・「台屋の世界では疑いも無く常識的にこの様に呼んでいる」
・樫材の木目は不明瞭で、"放射孔が明瞭" に現れ、この様子が板と
柾目を反対の呼称として呼ばせた?
・他の説は不明
以上の事から今回は木工の素人から玄人まで、混同し難い呼称を
採用する事に成りました。
しかし、台屋さんの世界では、呼び方が逆の文化が受け継がれてい
る事も現実です。

【補足】
※ 1 , ウラ = 浦  〔ウラオモテどないする論〕
「 表 面  顔  フェイス 」
素人の方にでも鉋刃を見せて「表はどちらですか?」と聞けばおそ
らく100%に近い位に銘の切ってある方を示すと思います、
是は、銘切りが有り化粧面で有り、刃物らしい鋤も有るので鉋(刃物)
然としている事等からの理由だと推測します。
しかし、鉋刃はどう言う理由かは分かりませんが、理由はともかく

「表と裏が同一面に同居しており "表" が両面有ります??」

 こんな不可解で紛らわしい呼び名は"鉋"しか知りません、どう言う
意図で命名したのでしょうか?
そもそも"「ウラ」という名称の事ですが、 一説によるともともと
職人の間で鉋刃の鋼鋤の部分を "ウラ" と呼び、  
「ウラ」 とは "霞ヶ浦" 等の「浦/ウラ」と言う説が有ります。
「浦」とは、穏やかに湾曲した地形の事を指しますが、職人達は
なんとも"粋"な表現をしたモノです。茶道の世界では自然に行われる
「見立て」ですが、職人達も当然の事ながら日本人然とした感性で
"ただの鉋刃の鋼鋤"の事を "浦" と見立てたとは 粋 ですね。

此の事から「ウラ」と言う呼称は有ったようなのですが、明治に入
って教育の為にテキストを作った際に「ウラを"裏"」と解釈し、裏の
反対は「表」としたようで、この時から教員造語としてボタンの掛
け違いが始まったようです。
当時の職人も我々同様名前など大した問題では無く、技術向上に
注意を注ぎ、机上では「裏/表」が教育され、やがて"逆輸入"として
現場の職人に浸透していった感が有るように感じます。
 世代も変わり真実は霧の中です、常識的に現在のベテラン大工が
「裏/表」を用いる事は当然の事と思います、然しながら改めて
 「 表と裏が同一面上に同居しており、"オモテ" が両面有る 」
"私的"には違和感が有り皆様はどうお感じになられるのでしょうか?
改めて問い直して頂きたい、
 この説は土田昇氏から御聴きしたのですが個人的にはもう少し
"裏" を取りたいと願います。

 

 以上が名称例とその簡単な説明でしたがどのように感じられ
たでしょうか?

『そんな事より良好切削の解明が先決ではござりませぬかぁ〜?』

その事はもっともで "仕事の役に立つ事" が最も優先すべき事です!
しかしそのメカニズムを考え議論する時、どうしても名前が必要に
成ります。  特に電話や文章に起こす時などは、共通認識出来る
名称が無くてはスムーズに話しが進みません。
逆に立派な機能が存在するのに"名称が無い"所に関しては、まだまだ
研究が成熟していない証拠ともと言えるようにも思います。

 今回上げられている "名称"に付いて、改めてどの様な機能が存在
するのか? 更には他にまだ気付いていない名称や機能が隠されて
居るのではないか? と予想します。
それに、「ソコはぁ〜 ヤッパリいらんのんとちゃいますのん?」
と言う意見等も大いに結構です!
今回は私信も有りますがあくまで"草案"というモノで、数人で決めて
しまう内容の話しとは考えていません
そして各部の名称及び機能を考え直すキッカケとなれは幸いです。

 そんなこんなで鉋名称の整理を行い、各部の名称及び機能を再考
する必要性を感じ、『鉋名称典』を創くるに至った訳ですが、
更なる意図として、日本各地の呼名の違いや、解釈の違い等を知る
事が出来れば、民俗学的鉋文化史のアーカイブにも繋がりますし、
また、それぞれの地方の呼び名は "文化" として尊重するべきだとも
"重い" ます!
この様な試みは初めてではないかと思いますが、以後同じような事
が行われる事は稀だと感じますので、情報を御教授頂けないとその
文化は埋もれてしまい「鉋文化史からの抹殺」と言えるでしょう。
「無かった事にした張本人」に成りたくなければ是非とも、     
  " 隠さず!" (笑)
皆様の御知恵を鉋文化史の一ページに反映させて頂きたく御教授を
宜しくお願い致します!(竹島問題のように後出しは避けましょう!)
尚、御意見は削ろう会事務局かブログ「私的鉋備忘録 弐」にて
約一ヶ月受け付けます、意見しようと思っても、思い立った二日後
からの意気込みは薄く成る傾向が有るのですが、もし、迷っても?
温かい気持♡でお待ちしておりますので、お気軽に御意見を賜れる
事を心待ちにしておりますので、何卒宜しくお願い致します。

 

「 適切で的を射た、親しみやすい名称に落ち着く事を願います 」

 

        「鉋」再考!

 


                    願具

 

 

蛇足で恐縮なのですが、難削材削り = 杉の笹杢(仮) を削るとして、
【と】31~47に適切な数値を入れてみて貰えないでしょうか?
鉋削りは純粋な物理現象なので、正確な数値を書き込めるはずです。
ちょっとした「鉋パズル」みたいで、楽しいかなぁ〜と思って、
 正解者様には! 個人的にお話しがしたいです。 (笑)

    


 聴取呼称例
【鉋刃編】
『鉋刃』〜 「鉋身」「穂」
『ウラ座』〜 「押え金」「裏金」
3.『○○鍛冶屋屋号等ワキ刻印』                        ○↓
6.『背中馴じみ』〜「背中」「表馴染み」「背抜き」   
8.『側(ソバ)』〜 「コバ=木端」
9.『カエサキ』(換え先)〜「カイサキ」(櫂先/カ"エ"サキの"エ"がイに訛った?)
16『ウラ』(スクイ面)〜「着鋼面」「砥石アタリ」「ウラのアタリ」「研ぎ面」
    「裏刃」「裏押し面」「刃ウラ」

【鉋台編】
17. 『溝馴じみ』〜 「脚」
7. 『ハキダシ』〜 「屑溜まり」「甲穴」「ハコ=箱」かつては鏡を
   箱にしまっていた」事から?と、想像してみたり…
8. 『押え棒』〜「ウラの押え」
9. 『鏡』(鉋刃の面=オモテ=顔と向かい合っている?)〜「木っ端返し」
『台尻下端』〜「木っ端返し」「砂払い」
20. 『ウラ』 鉋刃参照〜
28. 『ハキダシ側面』〜「箱ワキ」


この場をお借りして、快く御協力を頂いた皆様には、感謝し、厚く
御礼申し上げます。
阿保氏、石社氏、上條氏、土田氏、船弘氏、山本氏、
[台打ち屋]小吉屋さん、堀場氏、仁村氏、他数人(あいうえお順)

『削ろう会』鉋好きの皆様宜しくお願い致します。Vol.2

 


   皆様いかがお過ごしでしょうか?


小生は、ブログ【私的鉋備忘録】をキッパリ辞めまして、新たに

 


       【私的鉋備忘録 弐】

 

 

                                  を始める事に成りました。

 

 

 

          改めて、宜しくお願い致します。

 


前ブログで『鉋名称典』(草案)のことについて、本ブログにて問いかけ
リアクションが無いのであれば "ブログ辞める" と申しておりましたところ
一切リアクションが無く小生は"イジケて"しまいました…

其れと、仕事での納期がマズイ状況で、根を詰めても間に合いそうに御座いません、

「ウエディングケーキの完成が2日遅れ、もしくは徹夜すれば翌日完成を
皆様はどの様にお感じになられるでしょうか?」


正直ブログなんかやってられません。


『鉋名称典』の編纂などもっての他で御座います。
 
   (本当に誰か助けて!

             御弟子さん募集中!)

 

 

 


さて、
【ブログ/削ろう会誌投稿問題】
なんの事かと申しますと、

「職人は口動かさんと手動かさなアカン!
( 口、 文筆 は、同じ意味です。)

「黙って仕事さへしてたらエエねん!」

何が言いたいかと言いますと、文章を書く行為は職人として
"恥さらし" の側面が有ると考えています。

     悩ましい事です。


【職人は、職人気質なのか?】
ご存知の通り「小学校のクラスのようなモノです」
職人でも、中には職人気質な方も居られますし、商売人も居ますし、休日人間も然り、
 商売人の世界もまた然り…

 人としての最善の生き方の答えは、 十人十色


「仕事の延長のような事が趣味でもいいじゃないかぁ!」
 別に…   いいじゃないかっ!
「邪魔臭い」とか「大変だ」とか言ったって、好きでやってるし
  "しょうもない職人って言われても"
(他人からでは無く自分が自分に向かって、他人は知らん)

今回の "鉋" 騒動のお陰で、副産物として、鉋が少し上達したし、
オッサンに成ってからの、大切にしたいと思える友達も出来てしま
ったので、 良しと致します。

 


【鉋のお勉強は、何処を目指すか?】

現在頑張っている事は 「頑張っています。」
こんな事ぐらいしか非力な小生には書けません、


 何れ「鉋」全てが解明されるんでしょう


そんな時、そんな時代、僕の書いたモノを見た未来人は、
「まぁ、エエんとちゃいますぅー」
「当時の人も、まぁ 精一杯やってはったんやろぅ 」
「ただ… こんな稚拙な考え方じゃ効率悪いし、キレイに削れる訳もないし、
でも、頑張ってはったんでしょうね 」

おそらくオレより頑張って無い未来の常識人から言われる事は、
この程度の言葉しか漏れてこないでしょう!
所詮、"過去"と成る情報を必死こいて掘り起こしてるだけ …

 恥ずかしく、悔しいけど、そんなもんでしょう 
レベルの低さを痛感致します! (笑)


全てを解明する事は、僕の仕事の範ちゅうでは無いし、そんな大それた
事なんかする気も無いし、やりませんが
せめて御客様に迷惑が掛からない程度の情報は欲しい!
(鉋調整手間からのコストダウンと仕上り美しさ)

  「生活かかってる」

ハードボイルドな理由じゃぁ無いですけど、鉋如きの工程はサラッ と熟したい。
でも … 《仕事削り》は、まだまだ小生には、頂きが何処なのか? わからん!
 
仕事は「鉋」だけじゃぁ無いので、とっとと「鉋」を辞めたい!
答え出して、其れなりにまとめて鉋の世界から消え去りたい、
 "道具" を消し去りたい

 

 


   「 クソ道具よ、オレの前から消えやがれっ!」

           「 身体の一部に溶け込んでくれ。」

 


                      悪要領 小生 .

 


そして、本業の【荘厳具/宮殿/須弥壇】を研究したい。
完全にストップはしてないけど、今のペースじゃ遅いし、
個人的で新たなホビーも浮上して来た

 

 と言う事で、残念なが "鉋" はもう少し続けます。

 

 

 仕切り直しまして、

【私的鉋備忘録 弐】は、
刃物鍛冶の石社氏とのちょっとした会話の中で、私がつい "ウッカリ"
「鉋の名称整理を行った方が良いのでは?」と、口を滑らしたばっかりに、
「だったら、言い出しっぺの … 」
今考えると石社氏の陰謀では無いかと言う疑念が御座います。 (半ば当たってると思うます?  笑)

 そんなこんなで、自分にとっても鉋議論を交わす時、各部名称に
ついて非常に困っていた事も有り、鉋の名称整理を行なう羽目と成
りました。
 其れに伴い、『鉋名称典』の情報収集のアンテナとして新たなブログ、

  「私的鉋備忘録 弐」

を始める事に成りました。


このブログの内容や方針は、私と本ブログの自己紹介を載せている
記事が有りますので、其れだけ是非とも御覧になって下さい。
       ↓

shitekiongaku.hatenadiary.jp


そして、過去の記事を少し復活させています、

合わせて此れも良ければ御覧になって下さい♡

 

それと、ブログの新しい記事は、『鉋名称典』に関する事以外は、
本業が忙しいので、あんまり書かないと思います。

 

 


それはそうと! 


 忘れてならない  『鉋名称典』

 御意見を、切に御教授願いしたく思ひます。
鉋の仕組み等と違い地味で、 "おもんない内容" の名付け作業ですが
御協力を!

・一行コメントでも構わないです、ペンネームとお住いの
大体の地方(呼ばれている地方が知りたいです)もお忘れ無く。

・疑問、質問、あらゆる『鉋名称典』への御意見を心よりお待ちして
おります。

・編纂の都合で七月末迄に御意見を頂ければ幸いです。

  「鉋名称典」へのコメントの御応えは、出来るだけ致します。

 

 

 

                       願具

 

 

 

 

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 ゴメンネ♡  最後のブログって言ったけど今日面白いネタが有ったので!

 

 

 

 

     【鉋削りの"ほぼ"最難関の材】

 

 

 

 


今回の新調宮殿の天井板の荒材写真

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木目が判り良いように少し削ってます。

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左の材の真ん中辺りが"ボコッと起ってる"所をアップで注目!板に仕上げる事を

想像して下さい 笑

      其れと左材の木口に注目、見え難いけど平行に近い木目が見える。

エエ笹杢です!)

 

・材     台湾檜笹杢

・現状寸法   巾 一尺一寸×長さ 六尺七寸×厚み 四分
           (333×202×12㍉)

・仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
(三枚剥ぎ)          (887 × 1948 × 6㍉)

 

 材の台湾檜笹杢ですがご存知かも知れませんが乾燥材です。(笑)
この際厚みは関係無いのかな?  笑 笑!
伐採禁止からぁ〜 ? ?  この板30年経っていてもおかしくないのかな?

  思っクソ "完全乾燥材" と呼べます。

                    カチカチ …

 * 色
残念ながら今回集材した中で最も"赤い"くて台湾檜らしい佇まいと
成ります。


 今回は素木仕上げである為に残念ながら全て刃物仕上げで、ほぼ
柾目の木目を使用しています。

 


      "ほぼ" ?   


本新調宮殿は、軸部内が大変広く四室に別れています。

 是は、現況を踏襲して(現在の祀り方)新調宮殿の中に同じように
御祀りするという志向です。

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現況

 

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新調軸部(柱は丸で、当然の事ながら長押は"真"を考えると回さないとダメなんですけど、

のっぴきならん感じでこの様な納まりに。)

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宮殿軸部平面図

【大唐破風屋根宮殿】(軸部〜)

・四本柱.

・下から〜地長押.腰内法貫.貫虹梁.頭貫.

・柱間装置〜正面六枚双折れ扉(藁座軸回し).脇引き戸(後嵌め殺し)

・太瓶束

・軸部内、外陣/内陣境に柱四本の三間

【補足】  宮殿内部外陣の中壇/下壇に供物を供へる雛壇を
有し、更に雛壇の上壇には、中尊に祖師が来られ、向かって右に
鬼子母神、左に七面大明神が来られる

 ・天井〜 鏡天井/格天井/折り上げ格天井

 ・軸部内柱筋中尊/脇陣に雲の幕下げ彫り

 

 

 

 

 

 


       『 この宮殿は荘厳具です!』

 

 

 

 

 建築の話しで恐縮ですが、近頃では"社寺風"のお寺や神社が、訳の
分かっていない工務店が施工していたりします。

   何が困るか?

        めっちゃ困ります!!!

 宗教施設で有り、宗教装置で有ります!

 

 

    宗教は 『 生きています!』

 

 

例えば、社寺には立派な塀も有りますし立派な門も有ります。
"塀"は、神聖な領域を現す外界からの結界で有りますし、
"門"は、人が通るには立派過ぎます(因みにボクん家にはあんなものは
有りません)、矢張り神聖なる領域に入するという気持にさせる
一つの装置としての役割が有ります。
 そしてアプローチがあり本堂(殿)が有り、礼拝する空間が有ります(外陣/拝殿等)、
浄土系の宗派で有れば内陣は阿弥陀如来様の住まわれる極楽浄土の
世界が再現されています。
そしてその宗派の持つ"道業"にて儀式が執り行われます。


  〈 訳のわからん奴にヤラせると 〜 〉

「これじゃぁ儀式が出来ないぜぇ、あと… 一尺でも広くしてくれたらいいのに …. .. . 」


 "カタチ" ばかりお寺と似ているだけで使い物に成らない  "無用の長物"

ただ、施工者だけが悪いのでは有りません、
合い見積もりで値段の安い所を選んだ"人間"も悪いと思います。
お金が無いのは仕方が無い、僕もお金には困ってるので

気持ちは判るつもりです。

そんな時は一時諦めるか、でも…  絶対やらなきゃ駄目な時も、   …

難しい…   ですけど、   …   . 

 

でも、"荘厳' を重んじる心が無いと感じる時が最も残念です。


     宗教は生きている


「 社寺専門の所にまかせよっ …  
   にわか仕込みの奴に千年以上の歴史は理解出来やしない、
少ない予算でもなんとか知恵絞って専門家にええのんにしてもらおぅ 」
(僕もあんまり分かってないけど …  …  )

 

 

 

  少し. 話し戻ります ♪

書の世界で云う所の 「 真・行・草 」が有ります。
"真"は正格で格式の高い、"草"はくずした風雅の体

 "木"で言うと、 「 真=柾目 草=板目 」 と成ります。

然るに宗教施設の中核に有り、最も尊ばれる荘厳装置としての木目は
"柾目" が相応しくキリッと上品でも有ります。

 

そして中核に有る荘厳の宮殿ですが、中尊と脇ではより中尊を尊ぶモノです、
然るに、軸部内柱の長押位置は中尊が一段高く、背後の向板(背板)
は柾目板と成り、脇は中尊との違いを出す為に "板目" としました。


そして、軸部内の四室の天井の仕様ですが、

・外陣→脇陣→中尊の順で天井の高さが少しずつ高くなる。

(写真二枚目の頭貫〈柱頂部の横の部材〉の内側に、天井高さの違いの

切り欠きが分かる)

・天井仕様
 * 外陣にあたる所を "鏡板"(無地板)
 * 脇陣にあたる所を "格天井"
 * 中尊にあたる所を "折り上げ小組格天井"

世の中に有る"真"の中で最も"真の中の真"と言える空間だと思います。

日本建築はよ〜出来てます(笑)


 でぇ、 中尊の向板(背後の板=背板)は正格の"柾板"

脇陣の向板ですが、タダの板目では「腑に落ちん!」
板目でも「最高の板を…」今回選んだ最高の板目が "笹杢" です。

 更には、軸部外陣天井は、内部に広がりを保たせる為に大空を想起
させる装置として、"雲"をイメージさせる笹杢の天井板をあしらう
事にしました。


 長かったのですが、先程の写真の笹杢の板にはそう言う意味が
込められています。    (話し長いねェ ゴメン…)

 

 

 ただぁ〜
そんな都合の良い板は沢山お金を積んでもあるものじゃ有りません。
台湾檜伐採禁止に成ってから、最も輸入した日本でも残り少なく選べる
ような状態では有りませんし、ましてや現在台湾本国で大きな事業が有り、
本国で台湾檜が無い為に日本の台湾檜をさらえて行っている事も有り
お金も、選材も簡単には行かない現状です、


そんな最中、 奇跡的に見付けてちゃいました♡
二年近く探し求めました、    ラッキー!


 「僕の力では絶対に無い!」と断言します。

 「今回のお仕事の"御縁"の力」と感じます。

「こんな都合よく見付かってたまるかぁ!」と言った感じです。

 


 ただ …  ご覧の通りの  "ぐだぐだ" に反り倒した板 。

コレは本国台湾で製品にしたものらしく、割れ止めに台湾の新聞が
木口付近に貼られていました。(材写真参照)

 更には、日本の管理ではあり得ないのですが、乾燥時の桟積みが
悪く、ズレた桟のカタチに【※極端!】に曲!がっ!!ています!!!

(分かり難いけど材写真二枚目参照)
また、年数が経つため"木"の性が出て捻れています。
当然の事ながら、こごんで"水溜り"の様に窪んだ所が有ります。

捻じれは写真にも写ってる様に平置きで一寸、クランプしないと
一寸五分殆どの捻じれと成ります、  残念な状態です。

コレをまともに真っ直ぐの板に仕上げると五分のニは消滅しそうです。

 

 

 

 改めて予定としては、

仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
           (887 × 1948 × 6㍉)

の一枚板に剥いで、今回は板の中心を1.2分(4㍉)少し強めと成りますが
ドーム状に上げるつもりです。

 

 

 

  "少し強め" というのは?


建築関係の人では無い人にも理解出来る様に書くので回りくどいの
ですが…

 

「目線上に有る横軸の直線は垂れ下がった様に見えます」

 

人間の目の錯覚によって起こるモノで例えば、
 "虹梁" とは建築では横方向の部材と成りますが、上に湾曲した様な
意匠と成ります、この様な意匠のお陰で垂れ下がった様には見えズ
自然に美しく見えてくる工夫です。
そして、是は虹を想起させる事から 「虹の梁=虹梁」としたものです。


 逆に、眼下に見える "靴脱ぎ石" の様な大きな平面は、真っ直ぐ平面に
すると真ん中が窪んだ様に見える事から、やんわりと起こしてあります。 ? 笑
 ? 実は "靴脱ぎ石" 等はこの理由よりも大命題の "水が溜まらない"
と言う理由が有っての事ですが(笑)

 

 錯覚と言えば…
社寺に於ける "軒反り" も工夫が見られます。
軒反りは遠くから観る時には重要なアウトラインですが、
美しく魅せる為に"軒反り"が用いられています
平安時代迄の軒は真反りで緩やかに美しく、どれくらい美しいのかは
平等院鳳凰堂」に行くか、十円玉を見て下さい。
(十円玉は真反りやけど軒反りはややキツイ  ん n … ビミョー )
 然しながら、鎌倉時代からは 真ん中は"真っ直ぐ"で、隅っこだけ反っている
"長刀反り" が採用されており、前代迄の "真反り"では無い為に
隅っこの反りが視覚に入っているせいで、真ん中の直線がキレイに
真っ直ぐで有っても軒の直線が上に隆起している様に見えます、
 更に古く傷みが出ているものは、隅軒に大きな荷重が掛かる為に
やや下がる事が有る為に、拍車をかけて真ん中が隆起した様に成り
「 〜〜 」みたいに成ります。

  あっ、 軒の反りは先程の軒隅の垂れ下がりが起こっても

ホントに垂れ下がったように観えない為が主題と思います。
                   (蛇足でした…)

 

 でぇ、 天井なんですが前述とよく似た人間の錯覚で、真っ直ぐ
直線で天井を造ると"垂れ下がった"様に見えます、
然るに真ん中を少し持ち上げて、 "一間一分" (流派による所が有るのかもしれんけど…知らんけど…)
とか云われたりします。


 今回は少し広がりを保たす為に、"少々強く" しかし「クドくならぬよう!」※重要
"一分強" として "気付き難い柔らかなドーム状" とする予定です。

  どお?  相変わらずメチャ長いねぇ…  (ゴメンナサイ♡)

 

 

 

 


   さて!

 

        今回の材で出来るの?

 


 「台湾檜笹杢」    ぐだぐだのグニャグニャ
    = 材として難削材
       =木目としても最難削材
            =平面でも無い。
鉋仕上げとしては "ワラウ" 笑♬ しか無いかな? (笑)
 板を三枚キチッと剥げるかな?

思った通りの形状に作れるのかな?

   天井の四方周りに隙間出来たらカッコ悪いなぁ〜

 


     楽しそうでしょ♡

 

こんなに棒削りとの違いがある難しい  "クイズ"  は始めて ですけど…

 

 

 

  シッカリと頑張って作戦立てて頑張りまぁ〜する !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「 僕、 コレれが "板削りと棒削りの違い" だと思ってるんです。」

「 板削りに於いて台長さ九寸五分フル活用って物理的に不可能なんですよ」

 

     
         「台の総丈どれ位が適切と思います?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

         ホントに最後のブログでした。

 

 


              おしまい!

 

 お世話になりました

https://youtu.be/7HFlGJ0_u1g

皆様短い間でしたがお世話になりました!

 

 


9月19日から正式にこのブログを始めたようです。

shitekiongaku.hatenadiary.jp

 

 

 

 

このブログはご存知の通り殆どが世の中に出ていない情報を出すように
努めたものでした。  ?

 

 と言うのは嘘で (笑)


「鉋」の世界は殆ど手付かずの事が多く、必然的に「無い情報に成る」
其れだけの事でしたが、世間に出ている情報は避けるやうに気を使いました。

井の中の蛙」的な引き篭もりでしたので知る情報は少なかったの
ですが、其の中でも少しは自分の考えを表に出す事により自分なりに
まとめる事が出来て、楽しい作業でした。

 

 「表に出す」
 
是は僕にとってちょっとしたキーワードでもあります。

 

昔から"表に出す"事を"牛の涎"よりも細いのですが、やっていた事が
有ったのですがぁ…

 

    "やりきっていない"

 

そんな所が有り納得いっていませんでした。
しかし今回は "ヤリ切る" がテーマでした。

 

まぁ、  、
まだ「鉋」に付いてはもう少し課題を残しているので
"ヤリ切る"という意味では、今一歩の継続が必要ですが …

 

然しながら "癖" として僕らしくよくやってきたとも思います、
自分の考えをまとめて文章に起こす事は大変労力のいる事で
今迄"あんなに拙い内容"であったのですが、
一つのテーマを決めて、理解し易い構成をして、
書き漏らしが無いよう気を付けて、


  しかし、   「鉋」全体の理解を構成し始めて…
結局、「序」 を書き終えた所で 終了 の運びと成りました。 (笑)

 

 

 「序」とは


「鉋」という道具を習得するにあたり何が必要か?
この事を書きました。
其れは、「機械的切削信者から鉋個体性能への覚醒」です。
要するに、鉋性能により鉋使い手としての"腕"が決定されると言う事です、
そして、刃物の中でも"特殊な切削方法"を行う「鉋」に於いて良好切削を
行う為の刃先形状を提案しました。

 

  さて、    、
必要なモノが解ったので、
「コレから"ソレ"を見付けて、物理的な目標へ加工していく」
一番おもしろ味の有る所を前にして消える事に成りました (笑)

「序」はメチャクチャ地味なので軽視されがちだと感じていますが
当然の事ながら"必要"が分からないと闇雲に頑張ってもタダの空回り
と成りますので大切な事です。

 

機械的切削〜」で想像がつくように、素晴らしい使い手としての腕が
有っても、"切れない鉋"では一生頑張っても無理!

そのような意味です。


 また、仕込み方法の事ですが、
ネットで熱心に観るまではいかないのですが少し観てみると、最もらしく
平然と間違った事を世界に発信している方や本でも同じ事を言っておられたり、
初心者の方が閲覧した時に気の毒で成りません。


 検証すると言う言葉を知らないのか? と、憤りを感じます。

 

 例えば、

「押え溝は絶対に触らない!」

               アホか?

 

一回仕込んだら"背馴じみ"は触らず"押え溝"で調節する人も居るのに

 

おそらく前者の砥石は平面で無いか、硬木が削れない緩仕込みか、
硬木の時は耳が立っている状態と推測します。

 

しかし、押え溝の調節方法や専用の道具の紹介等を紹介している記述を
殆ど見た事が無いので「押え溝は絶対に触らない!」と言う事は
世間で広く知られた常識とも感じています。
 しかし、"知る人ぞ知る情報"となる事は、日本文化の若き担い手への

弊害になると考えます。


 誰か"素晴らしい御方"が難解な鉋物理を読み解いて、
早期にテキスト化される事を切に願い、「都市伝説」の払拭に何方かぁ …

 

 それと…


 正直、僕は偉そうに言えた柄では無く欲しい情報を手に入れる迄は
決して止めませんが、まだまだ理解不能なモノも多く、そやねんけど

「鉋」への課題を全て勉強するつもりはさらさら無いです。

 

「気には成るけど誰かやって!」

 

  僕の仕事じゃぁ無い!

 

この様な一貫した考えは変わる事が無いでしょう。

 

 

 

 

話し出すと止まらない僕なので、この辺で辞めときます。

 

 

 

 

 


改めて、

「鉋はやればやる程解らなくなってくる」

 

   僕は、

「鉋は要因か複数であるが一つずつ解明していけば物理しか存在しないと気付くはず」

 

   そう固く信じています!

 

 

 


    以前に「機械的切削〜」を信じていた頃のように  (笑)

 

 

 

 

 

 

 

      今迄拙い記事を観て頂いて、心より感謝致します。

 

        皆様の御多幸をお祈りしております♡

 

  

 

 

 

 

 

 


                           敬具

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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木工作業台   序     

 

 

 拝啓 皆様

作業台についてなのですがどの様な作業台を使用されておるのでしょうか?

 

 


長〜〜〜〜年、作業台に憧れが御座いました。
 そして
長〜〜〜〜年、作業台についての構想を温めてきました。


そんな作業台が実は去年の9月中頃コソコソと完成しております!
どう言う事かと言いますと、現在憧れのアイドルと伴に仕事を
していると言う訳です♡

  まぁ、自慢です!    (恐縮です。)

ただ、この作業台の紹介?  
 アイドルの紹介! は僕の拙い文章では紹介するに至らない程
邪魔くさく、多分全てを紹介する事が出来ないでしょう! (笑)
然しながら以後、可能な限り僕のアイドルを自慢したいと思う次第です。

人の自慢話しなんか嫌な人は "作業台" は飛ばしてくださいね!

 

 

 さて、
ビッグデータと言えどネット如きの小さく限られた世界で
日本の作業台はまだ余り表に出て来てないのと、勉強不足で世間の
作業台事情を知らないのですが、少し探してみると特殊な物を作る時に
作業台と言うより治具的な要素が強いモノは見かけたのですが、
"作業台"としてはなかなかお目にかかる事は少なく特別な志向を持つものは
見かけませんでした。
 そして木工に欠かせない "バイス" コレも皆同じような使い方で、
変化が少なく、逆に使いやすく完成度が高いのかもしれません。
しかし中には凄いバイスを考案されておられたりして地下では
日本人らしくそんな方も居られると想像しますが、
↓のページの中の動画に有るバイスは丸い棒に特化したモノですが
凄く面白い!

http://shigoto100.com/2014/08/kanna.html

 (めっちゃページ下の方)

 

 この様な背景が有るとしても、日本の作業台は発展した物は少ない
ように感じます。
そこで海外に目をやると   う〜む、  むっ、   む〜〜、
 欲しい♡
そんな事を思わす素晴らしい作業台が有るでは有りませんか!
海外の進化した作業台と比べ日本は遅れていると、勝手に想像
しているのですがどうでしょう?

 

そう言えば大工さんとしての作業台は…
大まかに、床板?天井板?等が削れ、継手仕口等が出来れば良いのかな?
中でも最低天井板が仕上げられる作業台が必要なのかな?
 天井板は、作業台を手に入れる所から仕上げ作業ですから面倒ですね…
(そんな仕事はこのご時世なかなか少なくなったでしょうけど…)
 しかしながら作業台プランとして大きさは天井板が仕上げられれば
それ以上大きいもの等(破風等?)は、馬で対応?
でしょうか、素人なので分かりませんが

 

 

 

 

shitekiongaku.hatenadiary.jp

↑以前のブログでも書きましたが "道具とは身体機能" と言えるので
作業台は仕事場の中枢である道具な為、道具をアルゴリズムと捉えると
やっぱりこだわりたいです。
アルゴリズム  http://research.nii.ac.jp/~uno/algo_3.htm

 

    ユニバーサルでオールマイティーなモノを

         なかなか難しパズルです。      n…

 


先ずは片鱗ですが海外のモノを紹介致します。

 

海外は広い! 世界は広い!! 日本は狭い!!!


所詮市場規模の小さい島国で木工など鼻クソみたいな規模なので
主になる道具は有っても特殊で進化した道具はビックリする位貧弱です (笑)
 逆を言うと海外では、プロでは無いアマチュアのお金持ちもプロ顔負け
の設備を備えている方も居るようで、市場規模が比べ物に成りません
何を意味するかと言うと、市場規模が広くお金に成るので特殊に特化した
道具を作ったとしても  売れる!
糸鋸(ミシン)のハリなど日本製は選択肢も少なく、
「良くは無いけどコレぐらいしか無いししゃーないし使ってる… 」
こんなケースは 'あるある' でしょう。


 先の様な海外事情の背景から生み出されたモノで、ちょっと探してみた
中でスタンダードな作業台を紹介して、
次回から少しづつ我が作業台を自慢をしていきたいと思います。

 

 

海外の代表的な作業台

https://youtu.be/3pfm6URciYc

 

 

 


   各皆様の良き作業台とはどのやうなものなのでしょう?

 

 

 

 

 

  amou様へ

コメント有難う御座います

 

 お陰様で作業台記事の下書きを思い出しました

我が工房は、大変不完全なモノである中、納得行かないままに

日暮らしをしております…

 

   「不完全の美」

 

  コレをこよなく愛しておりますが♡

仕事場はパーフェクトな振る舞いを望みたいものです。

 

 

 

      工房萌えー   ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで別件で "土田さんと皆様へ" ですが、

 

このブログの事を、なんか宣伝的な事して頂いたのでしょうか?

閲覧数が普段は、  ポツリ、   ポツリ …

といった具合なのですが、イキナリ三桁に成って驚きました、

それで有れば、タイヘン感謝致します!

 

 しかし…

実は…

     もう閲覧数が増えずとも良い事に成りまして…

 

僕の力量ではブログで"アンケートを採る"という計画は

難しいようで、閲覧数が凄く少ないです。

 

少ない集答率と偏ったデータになる事を避けたいのと、

無駄になる集計の為に見知らぬ方の手を煩わす事を避けたく考えます。

 

今は、

「何時このブログを辞めようか?」と考えていますが、

文章を書いて行くと  "確認作業"  が必ず生じて来るので手に入る情報が増え

有意義である事を確認致しました。

それにフィードバックが起こるので、自分の至らなさが痛切に突き刺さって来ます、

 

 現状は沢山のモノが突き刺さってハリネズミの様になり

 ちょっと可愛く成ってます♡

 

更には、「自分史の備忘録」的な要素が色濃く出て来たように感じています。

よって、他人が閲覧するに堪えない内容も増えて来ました、

私的な備忘録です。

 

それにも関わらず観て頂いている方が居られるので

     大変嬉しく!

現状で閲覧されている方と余程に限られたマニアな方に発信していくつもりです!!

          皆様

    大変感謝致します!!!!!!!

 

現状は上記の様な考えに至って居ますので

 

 地下で  コアでぇ  私的なぁ ぁ 、  …

 

私的鉋備忘録をもう少し続けます。

 

以後、その旨宜しくお願い致しまする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   敬具