『日本美の探求』 3 『建築の日本展』から 職人の感想文 3
『屋内から庭を眺める』
※僕の感覚です!
書院等の庭園は大きくて立派です。
一般的な観光で大抵の鑑賞方法は、建物の縁を歩み
縁からその全貌が ”全て”見渡せます。
しかし一旦屋内の畳敷きの部屋に入ると、どうなるでしょう?
しかし通常襖や明かり障子等の建具が備わっていますので
更に見える範囲は ”限られ” てしまいます。
『視覚制限される事の変化』
1, 情報量
[全体を観る] = 視点が多い、情報量過多 → 細部に注意を払わない=僕の頭処理困難
※ かといって「全体を観る」事の否定ではありません!
デッカく見たら壮観で、全体像からしか伝わらない感覚が有りますものね
[視覚制限] = 一極集中、情報少 → お手頃な情報量
2, 「額」効果
建物や建具が、コントラストのあるシルエットとして、さながら絵画の額の様に
風景は引き立てられる
〈景色〉と〈切り取った “枠”〉のメリハリが強調されている理由の一つには、
単に明暗として別れたという理由ではなく
”屋内から観ている” という意識から生まれる “外の世界”
このような先入観が潜んでいるようにも感じ
なにか .. 覗いているようでちょっとした特別感がある
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つづく … 4