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私的鉋備忘録

カテゴリー表示のやり方が分からんのですが、タイトル下のカテゴリーをクリックするとそのカテゴリーが出て来ます。シリーズ化しているモノは時系列でお読み下さい。

【機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒】   2    〜「甘切れ」?鉋刃の存在 と 良好切削刃物〜     

良好切削刃 鉋評価

 

 

 

鉋のお勉強をする始める以前、
   道具に対して大変無頓着な自分で有りました。
 

 

 しかしながら、「良く切れる刃物は?」と誰かに問い
かけられればの「ノミ二本と鉋一丁有る」と答えていました。
この鉋は、長台で殆ど使いませんが、偶に使うと何時も…

ん?…  
      あれぇ?     
                     ヤッパリぃ… 

同じ感覚に襲われました。

是の鉋の切れ味感触は、ニュ〜っと切れてしばらく削った
後、刃口を覗いて刃先が白くなっているにも関わらず
まだ切れ味が落ちない永切れする不思議な鉋でした、
そんな経験も有り、古い鉋ですが大変気に入っていました。

 鉋のお勉強をやり始めていたある時、僕に全く同じ鉋を
手に入れる機会が巡ってきました、僕にしては高額でしたが
手に入れました。
二つ並べて眺めると造り等から観て多少のロットの違いが有る
様に観えますが、間違いなく同じ頃作られた事が伺われる素晴らしい
出逢いに思えました。
 更にはまた、別の機会にも同じ銘の鉋刃を手に入れる事になり、
合計三枚の同じ銘の鉋刃を手に入れる事が出来ました。


そんな事はどうでも良いのですが、

  肝心な削り味比較ですが  ?


元々所有していたレジェンド鉋の、あの独特でニュ〜とした感覚は、
他の同銘鉋には無く永切れ感も普通の鉋でした。
そこそこの個体ではあるものの、 大当たりぃ〜! では
無い感じで、正直残念でした。

 そんな事から「同じ作者で同じ銘の鉋でも切れ味は全然違う」
と言う事を確認しました。
この作者は有名な方で評判の方であったようで、その評判通りの
方だったと感じます。 
   しかし、
それでも一概に全てが「大当たり!」という訳では無く、
ハイアベレージな個体を創り出す方だったのでしょう。


 前述の事等から同じ作者で同じ銘の「鉋」が全て同じ特徴を持っている
と言う事はなかなか難しそうな気がします。

 


 其れはそうと、ずっとウチにあ有り、良く切れる「レジェンド鉋」
僕はこの鉋の事を「甘切れする」と表現します。

 

 改めて、『甘切れ』とはどの様な引き心地なのでしょうか?


 『甘切れ』

「鉋削りに於いて削り感覚が、シットリと、ニュ〜っと、バターを
切るような感触を感じる削り心地」
 また反対は?
カリカリ?? シャリシャリ? サクサクっと切れていく感触を
感じる削り心地」


この様な何とも伝え難いモノに成りますが経験している方は、
説明無用でしょう。
(未経験の方は、「甘切れ」鉋を所有して居られれば、また何れ
甘切れ感覚を体験出来る方法をお伝え致します。)

レジェンド鉋を知っている僕は、「甘切れする鉋はよく切れる!」
と長い間感じていました、
なんてったって 「仕上がり良し! 永切れする!」
「鉋」と言う道具に対して他に望むモノが有るでしょうか!? (笑)
("鉋評価"基準は他にも有りますが今回は割愛)

 ストックでは無く現役の鉋で200丁〜?程あるでしょうか、
その中でもこの個体が特に顕著に「甘切れ」を感じます。
 そら、「ええでぇ!」と感じるのが自然でしょう。

 因みに「甘切れ」タイプは、軟らかい目の刃物
    「辛い?」タイプは、普通〜硬い目の刃物  です。

 

しかし、残念な「鉋」  「鉋」…

     悩ましい「鉋」

 


 ウチには別に、とびきりのエースが存在します、困った時は、
この個体を使えは何とか成ります。
其れが【機械的切削信者から〜 】 1  に書いた鉋です。
レジェンド鉋と甲乙付け難い性能で、 この鉋無しに仕事は
考えられません。
 しかしこの個体は顕著なサクサク感では無いものの、ハッキリと
「甘切れ」では無い事は確かです。

 "甘切れこそ良好切削鉋だっ!"   ?   ??   …

      伝説終わりです。(笑)


 それに会報No.79にも書いてますが猿谷氏の使用鉋は「硬い目の個体で
甘切れでは無い」と聴いて居ますので甘切れ鉋だけが切れる鉋とは限らない
と言う裏付けでも有ると感じてます。

 

 

 

 

 

 

 

 


      甘かろうが辛かろうが、よく切れる鉋はよく切れる!