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私的鉋備忘録

カテゴリー表示のやり方が分からんのですが、タイトル下のカテゴリーをクリックするとそのカテゴリーが出て来ます。シリーズ化しているモノは時系列でお読み下さい。

【機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒】     1  

 

 

 

 

 「鉋や刃物に個体差は有るのでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

  そんな内容ですが、

 


ある人は、「特別アカンもんで無い限り何でも切れますよ」


ある人は、「良好切削出来る刃物は、限られている」

 


 どうなのでしょう?   ??

 

 

 

 僕は何方も正しいと思います。


其れは、切削材や求めるレベル等によりあっさり仕上がり
状態は変わって来ると言う事で、おそらく皆様と同じ様な意見です。
 例えば桧の棒の追い柾材を削るのに研ぎの腕も鉋の性能も低いレベル
で美しく仕上がるし、米杉笹杢板削りの様な難削材であれば削れる鉋は
高性能で研ぎレベルも高く無いと不可能という事です。
 しかしながら長い間恥ずかしながら、なかなかこの事をハッキリと
理解出来ず、

難削材削りの不良結果は、単に良好な研ぎが行われていない可能性が有るのでは
ないか? という疑念が根強く有りました。

 

 

機械的に鋭い刃先で理に適った研ぎ角度で〜、鉋台へも適切な仕込みが

施され台下端調整も適切など、真にメカニカルに全ての条件が揃えば

余程の鉋刃で無い限り 「切れる」? んじゃないのかなぁ〜
まさしく「機械的切削信者」と言う訳です。

是は、研ぎの未熟さも付きまとっていた事も勿論有りますが…

 

 更にただの言い訳ですが、皆さんも共感していただける方も
いらっしゃる事かと思いますが、鉋台が動く事が嫌いで鉋台を治す
行為も同時に大キライ!で、台治しは、遊びであり、お客様に対し
ての冒涜でイタズラにコストを上げる行為としか感じられない!

(熱くなってしまいました、スミマセン)
こんな事から仕事中は、あまり鉋を持ち替える事をしない癖が有りました。

 しかしある時タイトルの様に決定的に思い知らされました。

 

 

  

 

     「機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒」

 

 


これは、ある時のエピソードです、、、 、

 

 私は猛烈に納期が遅れている環境下で、「どうしても
やって貰いたい仕事が有る」と言う依頼が有り、アッサリ
情に流される僕は自分の納期環境もかえりみず引き受けました。
 当時必死でした、その状況下でその仕事は最終的に杉の
柾板を削り仕上げる作業が有りました、「コイツなら楽勝かな?」
と、たかをくくりいざ仕上げ材の端材にて試し削りを行いました。
「ん〜、意外とこの杉難しいなぁ〜」
それからが納期に焦る中の格闘が始まりました。


 鉋屑厚みの調整/研ぎの改善/刃先形状/台の調整自分なりに
ありとあらゆる調整を行いましたが殆ど改善がみられません
でした。
気が付けばその日一日中試し削りで終わってしまい、


  日当¥0です。


 一番気に入らなかったのは鉋屑厚みの不安定感でした
ご存知の通り杉は鉋屑が薄く出た所等カスレた所は
ツヤが出なく毛羽だって、何とも見た目の悪い状態にしか
仕上がらず鉋境も其れに伴い上手く行きません。
気を取り直し再チャレンジするも同じ結果で時間だけが過ぎ
ほとほと嫌になり 「この辺で出そうか… 」
 と思った時、
今でも必死で周りが見えていない状況下で覚えていない
のですが、ふと別の鉋を手に持ち替えてみました。
  その後、その仕事は10分足らずで完了しました。

 

 

 


是が私の

   「機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒」

 

             です。

 

 

 

 

 

 

 


                      2へ   つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事は、おそらく三月半前?に書いたと思うのですが

遅くなってしまいました。

今、【鉋刃評価】と【私的砥石の選び方】について書いています

のっぴきならない必要性に迫られ、書いています。

矢張り文章に起こす事は自己確認作業として、いつもながらになかなか面白い!

ただ、 時間が掛かるのと、改めてフィールドワーク的な作業が必要で

一気に評価基準を文章にするのは困難そうです。

多分出せるものから少しずつ出すカタチになると思います。

あくまで「私的鉋刃評価」なので個人的な業務連絡を、覗き見る

感覚でお時間のある時見て頂ければ幸いです    が、

「鉋」に関する疑問や質問などが有ればどしどしコメント欄に

"鉋ネーム"でお寄せ下さい、僕が答える保証は無いのですが

疑問が有ると言う事が共通認識出来ます、

お待ち申し上げております。

 

それにしても

いつぅー  、 …   ー  出来上がるんだろう?