30’12/1 効率の良い大掃除には『※水に溶けない※ ウエットティシュ』

 

日曜は温かかったので窓と出入り口のサッシ周りだけ

大掃除しました。

 この掃除をお伝えする上で、最も重要な事をお伝えします。

 

「水に溶けないウエットティシュを使う」

 

 

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コッテリ

 

 

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しゃぶしゃぶ

 

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しゃぶしゃぶだけでこんな感じ。


清掃の手順として、

荒拭き

中拭き

仕上げ拭き    と大まかに有りますが、

【是を※雑巾等で処理してはイケマセン!】(雑巾洗うの邪魔くさい)

 偉く断定的で上から目線なモノ言いと理解しています。

でもだまされたと思い、

「※水に溶けない※ウエットティシュ」を使ってみてください、

汚れたものは水に  しゃぶしゃぶ してあげれば、ほぼ10割

の汚れは落ちます。

多少の油汚れがウエットティシュに付いても簡単に落ちます。

頑固な油汚れが付着しても石鹸で簡単に汚れが除去出来ます。

 

 本気掃除であれば4~5枚?をローテーションとして

汚れモノがたまれば、その都度  しゃぶしゃぶ すると効率が

良いです。

  いつもキレイなので、汚れの拭き移りも少ないです。

 

  試さなければ判らないのですが、やってみて下さい。





改めて、お久しぶりです。

 

僕、『私的鉋備忘録』を辞めます。

  辞めるにあたって有終の美を飾る為、久しぶりに書き始めた

のですが、矢張り鉋では無い話題ばかりで、ここ最近は僕の本筋な

内容が多く、更には個人的なプロジェクトが幾つか動いており、

ブロク辞めます。

   そして活動の場を変える事にしました。

半年程は残しておくような気がするんですけど、

はてなブログからも今のところ撤退する予定です。

   文章を書く事が、飛躍的に理解を深める事と確認出来たので、

個人的に書き続けますし、「書く事を止められない止まらない 」

その様な自分に成りました、表に出していない文章が沢山有ります。

しかし、「良い文章を書くのは難しい」

先日ようやく僕の文章への批評を有り難く賜り、改善点を知りました。

  ダメ出し最高!

密かに実は、しばらく落ち込みました、「ダメ出し最高!」

 

   兎に角、活動の場を変え〈日本文化〉と〈仕事〉〈芸術〉

文化財保存の必要性〉等、あっ、 、〈鉋と道具についてのまとめ〉

に付いてもキレイにまとめるつもりです。  す?

鉋や刃物に関しての持論は、基礎的な事でありながら、文献や誰かの

話しではあまり聞いた事の無い内容が殆どなので、ある意味新鮮さも

感じて頂けると思い込んでおるレビらるれ。

  何かとカテゴリー分けされたり読み易くなる予定ですので、よければ

そちらのページへ御笑覧しにいらして下さい。

 

  凄く少ないですが、苦労して(笑)同じ内容を読んで頂いたり、

本ブロクを気にして頂いたり、かなりマイノリティーでディープな方

も居られ、同じような物好きが居られる事など、誠に嬉しく感じております。

 

 また、カメ吉様、マミちゃん様、福福様は必ず🌠を付けて頂き、

しかし、(笑)  希に🌠が付いていない事にも凄くオモシロく感じており

良かったです\(^-^)/    様々なコメント御有難う御座いました!!!!!!

 

  とりあえずオモシロイ事が他に出来たし辞めます。

シリーズが途中になってるモノは半年位したらアップデートしてると

思い込んでます。(10割近く書けてるのでぇ)

新しいWeb上の引っ越し先は制作中で、まだ何も存在しませんが、

   引っ越し先は、本ブロクの挨拶文の最後の方に半年後に追加記入

しておきます。               

 

shitekiongaku.hatenadiary.jp

 

 

あと少し気まぐれでアップデートするやも知れませんが、

最後のブロクに、今回のブロクタイトルの

『 効率の良い大掃除には※水に溶けない※ ウエットティシュ 』

以上に ”素晴らしい” 僕の取って置き情報をもって最後のブロクに

したいと考えています、おそらく誰も知らない情報で、

他言無用と御願いしたく想う所存で御座います。









                                                                                       敬具



『網紋様欄間』

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30,10/13『隅木瓜網紋様欄間』     7 ~ 繰り小刀の事


図面と材が揃ったし …

 

「其にしても手間仕事!」

繰り抜くだけで糸ノコの刃を何本変えなきゃならんのか分からん、

その後の刃物仕上げに何れだけの時間が掛かるか、全く予想がつかん?

内職仕事のように繰り小刀作業が続く、、   、

多分飽きるので段取り良くプランを立てないといけない

多分筋肉がツる




脈絡は無いけど、ちょっと道具の事書きます。

 

 【繰り小刀】

 

僕長い事、「繰り小刀」を使ってきたんですけど、

愛用のモノを”ソコソコ”気に入ってたんです。

でも、ある時新しい小刀を偶々手に入れたんですけど、

ビックリしたんです、「あまりの食い付きの良さにに!」

正直繰り小刀なんて鉋ほど繊細でシビアな切削なんか

しないと"思い込んでた"から、

今までのモノを満足してたつもりなんですけど 、

「こんなに切れる小刀があるなんてぇ…    大大当たりぃ!」

僕の自慢の小刀で大活躍してくれるでしょう!  笑
石社様ありがとう!

 ただ褒め称えましたが残念な点も有ります、大変残念な事です。

「左を早よ作ってくれヨッ!」

「右だけで仕事出来ると思うなよ!」  (笑)

「頼む!」

ちょっとした”左”の仕事やったら、”右”やけど使うネン、

性能良すぎるネン!

でもヤッパリ左使わな仕事にならんからイヤイヤ左使うけど、

頼む!  お願い!  楽したい! 道具任せの僕だから …

同じ仕事しても、「アンタの小刀使こたら楽やネン」

  繰り小刀は二種欲しい! 左右で合計四本

石社様の繰り小刀は《現在一本》仕事出来ひん!

早よ送って!  

なんで鍛冶屋は頼んだら遅いんかなぁ~ (笑)



とりあえず”刃物の中”で[鉋]は飛び抜けて性能の違いが

問われる物理的切削であるため、使えるモノは限られていますが、

思いのほか、[繰り小刀]にも刃物性能が求められる事が

判った出来事でした、

 

「なるほど、 持論の裏付けだ。(^-^)/ 」



  先日の「研ぎ講習会」にて話した内容にも関わりますが、

刃物には見た目で判らない “性能” が内包されてます

「 クククク  糞 ウザい!」見た目で判断させろよッ!!!(笑)

「使わな分からん?とはどういう事やネン!」

 

そう言えば先日の「研ぎ講習会」ですが、無事に終わらず、

朝からやったにも関わらず、肝心の「研ぎ手ほどき」まで

上手く達する事は出来ず、第二回目完結編を行います。

ヤッパ、一回じゃ無理でした。    (ゴメン (T_T) )

殆ど〈刃物切削物理〉〈研ぎ物理〉について話しただけぇ (笑)

笑ろてたらアカンネンけどゴメンネ💗

「勉強に成りました!」

  でも、嬉しいことに後日、直接とまた聞きで

「あの話し、金取れますよ」と云う声が聞く事が出来た。

終わって直ぐに「僕にも解りましたぁ (^-^)」とも言って貰えた。

 

  此処で読み取れるのが、

「僕のテキストでは伝わらない」(笑)

まぁ、今回は”カナリ不完全”なカタチのテキストであるので

致し方ないが、完全なテキストでもなかなか難しい

モノとは思う。

  おそらく、最後に一度だけ広島で持論を喋るかもわからん?

やらんかも知れんけど?   

もしやったら、「テキスト理解」目指すでェ!!  ッ!ッ!ッ!!!

 

  他人が理解出来るアウトプットは僕にとって大きな課題だ。

このブログで色々試してる。

ただ、様々なタイブのフィードバックが少な過ぎるので

なかなか難しい。

 

「勉強します!」




そんな事はエエネンけど、

 頼む!求む!急募!

 

「繰り小刀送ってくれエエーーーーーーーわーーーーーッ!」






    石社様、何卒宜しくお願い致し候う。




30,10/13『隅木瓜網紋様欄間』     7 ~ 繰り小刀の事


図面と材が揃ったし …

 

「其にしても手間仕事!」

繰り抜くだけで糸ノコの刃を何本変えなきゃならんのか分からん、

その後の刃物仕上げに何れだけの時間が掛かるか、全く予想がつかん?

内職仕事のように繰り小刀作業が続く、、   、

多分飽きるので段取り良くプランを立てないといけない

多分筋肉がツる




ちょっと道具の事書きます。

 

 【繰り小刀】

 

僕長い事、「繰り小刀」を使ってきたんですけど、

愛用のモノを”ソコソコ”気に入ってたんです。

でも、ある時新しい小刀を偶々手に入れたんですけど、

ビックリしたんです、「あまりの食い付きの良さにに!」

正直繰り小刀なんて鉋ほど繊細でシビアな切削なんかしないし、

今までのモノを満足してたつもりなんですけど 、

「こんなに切れる小刀があるなんてぇ…    大大当たりぃ!」

僕の自慢の小刀で大活躍してくれるでしょう!  笑
石社様ありがとう!

 ただ褒め称えましたが残念な点も有ります、大変残念な事です。

「左を早よ作ってくれヨッ!」

「右だけで仕事出来ると思うなよ!」  (笑)

「頼む!」

ちょっとした”左”の仕事やったら、”右”やけど使うネン、

性能良すぎるネン!

でもヤッパリ左使わな仕事にならんからイヤイヤ左使うけど、

頼む!  お願い!  楽したい! 道具任せの僕だから …

同じ仕事しても、「アンタの小刀使こたら楽やネン」

  繰り小刀は二種欲しい! 左右で合計四本

石社様の繰り小刀は《現在一本》仕事出来ひん!

早よ送って!  

なんで鍛冶屋は頼んだら遅いんかなぁ~ (笑)



とりあえず”刃物の中”で[鉋]は飛び抜けて性能の違いが

問われる物理的切削であるため、使えるモノは限られていますが、

思いのほか、[繰り小刀]にも刃物性能が求められる事が

判った出来事でした、

 

「なるほど、 持論の裏付けだ。(^-^)/ 」



  先日の「研ぎ講習会」にて話した内容にも関わりますが、

刃物には見た目で判らない “性能” が内包されてます

「 クククク  糞 ウザい!」見た目で判断させろよッ!!!(笑)

「使わな分からん?とはどういう事やネン!」

 

そう言えば先日の「研ぎ講習会」ですが、無事に終わらず、

朝からやったにも関わらず、肝心の「研ぎ手ほどき」まで

上手く達する事は出来ず、第二回目完結編を行います。

ヤッパ、一回じゃ無理でした。    (ゴメン (T_T) )

殆ど〈刃物切削物理〉〈研ぎ物理〉について話しただけぇ (笑)

笑ろてたらアカンネンけどゴメンネ💗

「勉強に成りました!」

  でも、嬉しいことに後日、直接とまた聞きで

「あの話し、金取れますよ」と云う声が聞く事が出来た。

終わって直ぐに「僕にも解りましたぁ。」とも言って貰えた。

 

  此処で読み取れるのが、

「僕のテキストでは伝わらない」(笑)

まぁ、今回は”カナリ不完全”なカタチのテキストであるので

致し方ないが、完全なテキストでもなかなか難しい

モノとは思う。

  おそらく、最後に一度だけ広島で持論を喋るかもわからん?

やらんかも知れんけど?

 

  他人が理解出来るアウトプットは僕にとって大きな課題だ。

このブログで色々試してる。

ただ、様々なタイブのフィードバックが少な過ぎるので

なかなか難しい。

 

「勉強します!」




そんな事はエエネンけど、

 頼む!求む!急募!

 

「繰り小刀送ってくれエエーーーーーーーわーーーーーッ!」






    石社様、何卒宜しくお願い致し候う。




30,10/13『隅木瓜網紋様欄間』     7 ~ 繰り小刀の事


図面と材が揃ったし …

 

「其にしても手間仕事!」

繰り抜くだけで糸ノコの刃を何本変えなきゃならんのか分からん、

その後の刃物仕上げに何れだけの時間が掛かるか、全く予想がつかん?

内職仕事のように繰り小刀作業が続く、、   、

多分飽きるので段取り良くプランを立てないといけない

多分筋肉がツる




ちょっと道具の事書きます。

 

 【繰り小刀】

 

僕長い事、「繰り小刀」を使ってきたんですけど、

愛用のモノを”ソコソコ”気に入ってたんです。

でも、ある時新しい小刀を偶々手に入れたんですけど、

ビックリしたんです、「あまりの食い付きの良さにに!」

正直繰り小刀なんて鉋ほど繊細でシビアな切削なんかしないし、

今までのモノを満足してたつもりなんですけど 、

「こんなに切れる小刀があるなんてぇ…    大大当たりぃ!」

僕の自慢の小刀で大活躍してくれるでしょう!  笑
石社様ありがとう!

 ただ褒め称えましたが残念な点も有ります、大変残念な事です。

「左を早よ作ってくれヨッ!」

「右だけで仕事出来ると思うなよ!」  (笑)

「頼む!」

ちょっとした”左”の仕事やったら、”右”やけど使うネン、

性能良すぎるネン!

でもヤッパリ左使わな仕事にならんからイヤイヤ左使うけど、

頼む!  お願い!  楽したい! 道具任せの僕だから …

同じ仕事しても、「アンタの小刀使こたら楽やネン」

  繰り小刀は二種欲しい! 左右で合計四本

石社様の繰り小刀は《現在一本》仕事出来ひん!

早よ送って!  

なんで鍛冶屋は頼んだら遅いんかなぁ~ (笑)



とりあえず”刃物の中”で[鉋]は飛び抜けて性能の違いが

問われる物理的切削であるため、使えるモノは限られていますが、

思いのほか、[繰り小刀]にも刃物性能が求められる事が

判った出来事でした、

 

「なるほど、 持論の裏付けだ。(^-^)/ 」



  先日の「研ぎ講習会」にて話した内容にも関わりますが、

刃物には見た目で判らない “性能” が内包されてます

「 クククク  糞 ウザい!」見た目で判断させろよッ!!!(笑)

「使わな分からん?とはどういう事やネン!」

 

そう言えば先日の「研ぎ講習会」ですが、無事に終わらず、

朝からやったにも関わらず、肝心の「研ぎ手ほどき」まで

上手く達する事は出来ず、第二回目完結編を行います。

ヤッパ、一回じゃ無理でした。    (ゴメン (T_T) )

殆ど〈刃物切削物理〉〈研ぎ物理〉について話しただけぇ (笑)

笑ろてたらアカンネンけどゴメンネ💗

「勉強に成りました!」

  でも、嬉しいことに後日、直接とまた聞きで

「あの話し、金取れますよ」と云う声が聞く事が出来た。

終わって直ぐに「僕にも解りましたぁ。」とも言って貰えた。

 

  此処で読み取れるのが、

「僕のテキストでは伝わらない」(笑)

まぁ、今回は”カナリ不完全”なカタチのテキストであるので

致し方ないが、完全なテキストでもなかなか難しい

モノとは思う。

  おそらく、最後に一度だけ広島で持論を喋るかもわからん?

やらんかも知れんけど?

 

  他人が理解出来るアウトプットは僕にとって大きな課題だ。

このブログで色々試してる。

ただ、様々なタイブのフィードバックが少な過ぎるので

なかなか難しい。

 

「勉強します!」




そんな事はエエネンけど、

 頼む!求む!急募!

 

「繰り小刀送ってくれエエーーーーーーーわーーーーーッ!」






    石社様、何卒宜しくお願い致し候う。




30,10/13『隅木瓜網紋様欄間   材.神代楠』 4

   
「隅木瓜

是は説明楽やろー (笑)




 『木瓜紋様』(もっこうもんよう)

f:id:shitekig:20181114000811p:plain

瓜の断面を模している。

(↗の紋様は、中に花菱が入ってる)

 

 

隅入り木瓜』(すみいりもっこう)

隅っこが入り込んで、木瓜紋に成ってる。

 

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隅っこが瓜みたいに成ってる。

 

以上!   こんなん。




 

『網紋様』

 

何時から有るのか知らんのですけど、

基本的に〈漁具〉だといます。

「日本的な紋様の一つですかネ?」

日本には同じ魚でも出世魚とかいて、

ブリなんかは北陸で、

ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリ

日本の各地方で同一魚でありなが、20以上の呼び名がある。

でも、ある国では「魚」としか呼び名が無い国がある。(何処か忘れたぁ …)

「網」文化は有るのかな?

  其に砂漠の国では網紋様は生まれ難いかな?



  昔から様々で、絵や着物、工芸品等

様々な所に用いられており、勿論写実に近く扇状に

張っているモノもある。網文様 - Google 検索

f:id:shitekig:20181114002119j:plain

 

 

 

其に、「連続幾何学紋様」には結構有る表現で、

〈破れ◯◯紋様〉という連続させずに途切れる

表現もある。

f:id:shitekig:20181114002151j:plain

 

 

とりあえず提案はしてみた。

僕「 ほんの少し破れさして、鯉の尾ビレをチラッと

    見せてはどうでしょうか?

    少し破れさすと、一気に欄間の枠から世界が

    広がり奥行きが出ます、其の網から元気に飛び出す

    鯉の尾ビレを …  」

 

僕 「ウチ来て、おおきゅう成ってまた来とくんなはれ」

      (網を破る位元気に飛び出して鯉が龍に成る様に大きくなって

        またお店に顔を出して下さい という意味)

僕「こんなイメージで、どうですか?」

 

「わかるけど最初っから壊れてるみたいに見えるのがイヤ」

らしい (笑)   破れは好みでは無いらしい 、

(オレやったらそんな風に見えるようには作らん!と、思いつつ…)

  今回は却下 (笑)

 

  それと特別にマイノリティとは言わんが、

よくある網紋様は上下に網を引っ張った様な紋様が多い中、

「左右に引っ張ったスタイル」との指定と成りました。

エエと思うでェ。

 

とりあえず、「隅木瓜網紋様欄間」に決定!




 

 

 

 

  追記.

製作途中に思い付いたんですけど、

「網紋様組子の表面を緩やかにうねらしたらどう?」

「分かるか分からない程度に」って聴いたら、

「ん~   … 」「任せる!」

そんな御言葉を頂いたんですけど、   辞めた。

頑張って作って、材が ”反ってる”って言われたら

イヤやったし(笑)



 

 

 

30,10/13『隅木瓜網紋様欄間   材.神代楠』 3      ~欄間って何や?~



でェ、「隅木瓜網紋様欄間」とは何でしようか?

 

 

個人的で恐縮ですが、八文字の熟語でどう考えても、

戒名にしか思えない。

字数も其なりなので、ソレなりに徳の高い意味かもわかりません。

 

しかし今回は戒名では無い方の意味に注目してみたいと

思う次第です。






『欄間』

 

欄間なのですが、中々日本的な装置として存在するように

思うのですがどうでしょう?

  とりあえず、勝手な思い付きで書き綴ります。

 

 いつ発生したのか分かんないのですけど、平安時代には

無かったと思うます。

貴族の邸宅は、建物内には柱が並んでるだけで壁は無いです、

寝殿造なんかは、今で云うパーテーションで仕切って、

フレキシブルに区切った。(源氏物語絵巻とか思い出したらエエのんかな?)

   実は唯一屋内に壁が三面を囲って扉の在る場所が有ります。

其が「塗籠」(帳台構え /納戸構え、の前身)と呼ばれるモノです。

寝室としてとか、大事なモンとか置いたり?

「唯一のプライベート空間」

屋内に欄間っぽい装置が見当たらん!

それと外壁やけど、開口と窓(蔀戸.菱格子、、、、? 連子窓?    ) ?

 

  待てよ?

欄間の定義が分からん?         なんかおかしいゾ?






『欄間』(改訂版)

 

民家ではないが、先ず古い窓として直ぐに思い付くのは

法隆寺の〈金堂/五重塔〉、此には連子窓が有る。

 (なぁ~んちゃって連子窓を有する扉には必ず感動する (ToT) )

廻廊にも連子窓が有る。

「窓やっ」



  天沼俊一先生は〈日本建築細部変遷小図録S’19〉で、

古例として、屋内の格子の例を写真で上げておられる。(醍醐寺薬師堂)

同時に平等院中堂と、何かと建築に於けるお宝がある

(「美しい」と書いて「宇治上神社拝殿」と読む)

宇治上神社の全面に結界として有る。(当初からあったのかは不明だが古材があるようだ

 

 

 

 《醍醐寺薬師堂》

f:id:shitekig:20181112202235j:plain

内.外陣境のモノを上げておられるが、上下で別れており、

上が菱格子、下が格子。

  それと、建物前面の三間に板扉を配してある。

笑うのが真ん中だけだが格子が備わっている、

「扉を開けてイキナリ格子の結界!」なんじゃそりゃ?

現物を確認してないから知らんけど、後補のモノかも知れん、

参拝者の為に「閉めっぱなしじゃワルいかな?」という事で

真ん中だけ開けたわエエけど「勝手に入られると困る」

そんな感じ?(勝手な憶測)

 

 

  《平等院中堂》

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対岸から観ると、”阿弥陀如来だけ”を視界から遮る様な

造りと成っており(下は吹き放し)、

御顔だけが見える様に切り取ってある。

「結界は作るが顔はシッカリ見せとこぉ!」

といった志向なのか?   (勝手な憶測!)

 

 

宇治上神社

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☆拝殿☆はさて置き、どうでしょう?

醍醐寺薬師堂と共通してる所があるんですけど?

「上が菱格子で下が格子」!!?

「昔から気になってますネン」分かりまへんネン?

このパターンよう有りますネン!

結構お決まりですネン!   【上が菱格子で下が格子】

「どやサっ?」誰か教えて💗

仕事上での知識として知りたいネン!

誰も教えてくれヘン  …



でェ、勝手な読み解きはエエとして、

話し戻して「欄間」って【透可式の固定された建具】

そんな感じ?     意味あいとしては、

【閉鎖するでも無く、開放するでも無く、中間色な結界】

こんなんでどう?

そして、【住宅に於ては”結界”の意味が薄れた装置】

どう?こんなんで?

 

  またもや「日本文化に於ける曖昧空間の演出」が

垣間見れる装置なのかなぁ?  (笑)



とりあえず、コノ考えを基準として此れから見聞する

事例と照らし合わせて    み~よ をっと!








       また話し逸れてる?      るぅ?




30,10/13『隅木瓜網紋様欄間   材.神代楠』 2




予想通り図面に時間掛かった、

七度目でやっと納得行くカタチに落ち着いた。

 

とりあえず、基準となる組子角度で印象が”ガラリ”と

変わってしまうのでまぁまぁ悩んだ。

 





『角屋網紋様欄間について』

 

正解など無いので何でもエエネンけど、角屋さんの

組子角度は、45°ぐらいかな?  

多分45°やけど、おそらく”45°ありき” のデザインと成ってる。

 

f:id:shitekig:20181110213753j:plain

 

 

  多分《組み子の割り付け》

・建具の高さと天井高さ決定

・長押の丈決定

・付け書院には格上とする為に長押より一段上に横材?を入れる

・其の下に見た目の納まりの為に廻り縁を配する

・欄間を配するが、なんとなく左の長押との納まりが良くないので

アリ板を配する。

・長押下面を欄間上面として位置が決定

・〈組み子角度45°〉に決定、

・上記により〈欄間高さが割り出される〉

・〈欄間巾は付け書院の寸法割り〉から決定、

・欄間寸法決定後、下に火灯窓を配する

詳細ではないが“大雑把”な設計者の意図はこんな流れ?



 



  僕の好みとしては、組子の見付け(巾)が細く見える。

全体のバランスも相まって間延び感を感じるなぁ、

     ん …

しかし、しかし、なかなか難しい処で、組子の巾を

太くする事が出来ない …

太くすると、「上品さと繊細さが失われる」

“周りとの調和”にも関わるし、浮いた存在になっては

元も子もない、調和の採れる範囲内で調整しなきゃ

ならん、

だから組子の巾はほぼ決まっているようなモノで、

組子巾の大きな変更は出来ない。

 

「間延び感を軽減するには?」

  組子の基本軸となる角度を45°では無く”より鋭角”とすると

欄間の高さが低く抑えられるので間延び感が軽減される。



  火灯窓の高さも少し高く出来、カッコよく成るので都合が良い

火灯窓の両サイドの板面積が広いのでソコも改善したい処だ。

屋内全体との調和もはかれる。

  火灯窓の全体なデザインは近世っぽい、火灯曲線 頭の雰囲気は

鎌倉時代辺りのモノを持ってくる方が上品と成りそうだ。

下脚元の曲線は概ね良好と感じる。



「言い出すとキリが無い」

若干だが欄間上下位置を長押下面よりズラしたい、

其々の部材寸法も若干ながら変えたい  等々 …

勿論僕の好みであり他人の好みでは無い。

〈自分の好み〉を提案し、※施主様の好みを充分に採り入れる※

この事で良いモノが納められる。



上記の       「僕の好みであり他人の好みでは無い」

  コレは大きなキーワードです!

 

例え、自分が勉強して知識や経験を積んで卓越した審美眼を

有したとしても  ”大したこと無い”     (笑)

「御客様の喜ばれ納得されたモノが最高のモノ」

当たり前の基本と成し、この仕事に限った事では無い。

(職人の経験を促さなければ成らない事もあるけど  …)



※然しながら※

「 自分好みの確立は最重要と成るが(基本的な指針軸)、

必ずしも万人が好むとは限らない。」

 

是が、〈日本人の好みを考える〉ひいては、

〈日本文化を考える〉日本文化の根幹に在るものを考える。

たどり着くのが【植生】と言う事になる。

 

極めて僕にとって重要な内容へと発展してしまった。







    次回は横道に逸れないように努める   (笑)