『削ろう会』鉋好きの皆様宜しくお願い致します。Vol.2

 


   皆様いかがお過ごしでしょうか?


小生は、ブログ【私的鉋備忘録】をキッパリ辞めまして、新たに

 


       【私的鉋備忘録 弐】

 

 

                                  を始める事に成りました。

 

 

 

          改めて、宜しくお願い致します。

 


前ブログで『鉋名称典』(草案)のことについて、本ブログにて問いかけ
リアクションが無いのであれば "ブログ辞める" と申しておりましたところ
一切リアクションが無く小生は"イジケて"しまいました…

其れと、仕事での納期がマズイ状況で、根を詰めても間に合いそうに御座いません、

「ウエディングケーキの完成が2日遅れ、もしくは徹夜すれば翌日完成を
皆様はどの様にお感じになられるでしょうか?」


正直ブログなんかやってられません。


『鉋名称典』の編纂などもっての他で御座います。
 
   (本当に誰か助けて!

             御弟子さん募集中!)

 

 

 


さて、
【ブログ/削ろう会誌投稿問題】
なんの事かと申しますと、

「職人は口動かさんと手動かさなアカン!
( 口、 文筆 は、同じ意味です。)

「黙って仕事さへしてたらエエねん!」

何が言いたいかと言いますと、文章を書く行為は職人として
"恥さらし" の側面が有ると考えています。

     悩ましい事です。


【職人は、職人気質なのか?】
ご存知の通り「小学校のクラスのようなモノです」
職人でも、中には職人気質な方も居られますし、商売人も居ますし、休日人間も然り、
 商売人の世界もまた然り…

 人としての最善の生き方の答えは、 十人十色


「仕事の延長のような事が趣味でもいいじゃないかぁ!」
 別に…   いいじゃないかっ!
「邪魔臭い」とか「大変だ」とか言ったって、好きでやってるし
  "しょうもない職人って言われても"
(他人からでは無く自分が自分に向かって、他人は知らん)

今回の "鉋" 騒動のお陰で、副産物として、鉋が少し上達したし、
オッサンに成ってからの、大切にしたいと思える友達も出来てしま
ったので、 良しと致します。

 


【鉋のお勉強は、何処を目指すか?】

現在頑張っている事は 「頑張っています。」
こんな事ぐらいしか非力な小生には書けません、


 何れ「鉋」全てが解明されるんでしょう


そんな時、そんな時代、僕の書いたモノを見た未来人は、
「まぁ、エエんとちゃいますぅー」
「当時の人も、まぁ 精一杯やってはったんやろぅ 」
「ただ… こんな稚拙な考え方じゃ効率悪いし、キレイに削れる訳もないし、
でも、頑張ってはったんでしょうね 」

おそらくオレより頑張って無い未来の常識人から言われる事は、
この程度の言葉しか漏れてこないでしょう!
所詮、"過去"と成る情報を必死こいて掘り起こしてるだけ …

 恥ずかしく、悔しいけど、そんなもんでしょう 
レベルの低さを痛感致します! (笑)


全てを解明する事は、僕の仕事の範ちゅうでは無いし、そんな大それた
事なんかする気も無いし、やりませんが
せめて御客様に迷惑が掛からない程度の情報は欲しい!
(鉋調整手間からのコストダウンと仕上り美しさ)

  「生活かかってる」

ハードボイルドな理由じゃぁ無いですけど、鉋如きの工程はサラッ と熟したい。
でも … 《仕事削り》は、まだまだ小生には、頂きが何処なのか? わからん!
 
仕事は「鉋」だけじゃぁ無いので、とっとと「鉋」を辞めたい!
答え出して、其れなりにまとめて鉋の世界から消え去りたい、
 "道具" を消し去りたい

 

 


   「 クソ道具よ、オレの前から消えやがれっ!」

           「 身体の一部に溶け込んでくれ。」

 


                      悪要領 小生 .

 


そして、本業の【荘厳具/宮殿/須弥壇】を研究したい。
完全にストップはしてないけど、今のペースじゃ遅いし、
個人的で新たなホビーも浮上して来た

 

 と言う事で、残念なが "鉋" はもう少し続けます。

 

 

 仕切り直しまして、

【私的鉋備忘録 弐】は、
刃物鍛冶の石社氏とのちょっとした会話の中で、私がつい "ウッカリ"
「鉋の名称整理を行った方が良いのでは?」と、口を滑らしたばっかりに、
「だったら、言い出しっぺの … 」
今考えると石社氏の陰謀では無いかと言う疑念が御座います。 (半ば当たってると思うます?  笑)

 そんなこんなで、自分にとっても鉋議論を交わす時、各部名称に
ついて非常に困っていた事も有り、鉋の名称整理を行なう羽目と成
りました。
 其れに伴い、『鉋名称典』の情報収集のアンテナとして新たなブログ、

  「私的鉋備忘録 弐」

を始める事に成りました。


このブログの内容や方針は、私と本ブログの自己紹介を載せている
記事が有りますので、其れだけ是非とも御覧になって下さい。
       ↓

shitekiongaku.hatenadiary.jp


そして、過去の記事を少し復活させています、

合わせて此れも良ければ御覧になって下さい♡

 

それと、ブログの新しい記事は、『鉋名称典』に関する事以外は、
本業が忙しいので、あんまり書かないと思います。

 

 


それはそうと! 


 忘れてならない  『鉋名称典』

 御意見を、切に御教授願いしたく思ひます。
鉋の仕組み等と違い地味で、 "おもんない内容" の名付け作業ですが
御協力を!

・一行コメントでも構わないです、ペンネームとお住いの
大体の地方(呼ばれている地方が知りたいです)もお忘れ無く。

・疑問、質問、あらゆる『鉋名称典』への御意見を心よりお待ちして
おります。

・編纂の都合で七月末迄に御意見を頂ければ幸いです。

  「鉋名称典」へのコメントの御応えは、出来るだけ致します。

 

 

 

                       願具

 

 

 

 

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 ゴメンネ♡  最後のブログって言ったけど今日面白いネタが有ったので!

 

 

 

 

     【鉋削りの"ほぼ"最難関の材】

 

 

 

 


今回の新調宮殿の天井板の荒材写真

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木目が判り良いように少し削ってます。

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左の材の真ん中辺りが"ボコッと起ってる"所をアップで注目!板に仕上げる事を

想像して下さい 笑

      其れと左材の木口に注目、見え難いけど平行に近い木目が見える。

エエ笹杢です!)

 

・材     台湾檜笹杢

・現状寸法   巾 一尺一寸×長さ 六尺七寸×厚み 四分
           (333×202×12㍉)

・仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
(三枚剥ぎ)          (887 × 1948 × 6㍉)

 

 材の台湾檜笹杢ですがご存知かも知れませんが乾燥材です。(笑)
この際厚みは関係無いのかな?  笑 笑!
伐採禁止からぁ〜 ? ?  この板30年経っていてもおかしくないのかな?

  思っクソ "完全乾燥材" と呼べます。

                    カチカチ …

 * 色
残念ながら今回集材した中で最も"赤い"くて台湾檜らしい佇まいと
成ります。


 今回は素木仕上げである為に残念ながら全て刃物仕上げで、ほぼ
柾目の木目を使用しています。

 


      "ほぼ" ?   


本新調宮殿は、軸部内が大変広く四室に別れています。

 是は、現況を踏襲して(現在の祀り方)新調宮殿の中に同じように
御祀りするという志向です。

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現況

 

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新調軸部(柱は丸で、当然の事ながら長押は"真"を考えると回さないとダメなんですけど、

のっぴきならん感じでこの様な納まりに。)

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宮殿軸部平面図

【大唐破風屋根宮殿】(軸部〜)

・四本柱.

・下から〜地長押.腰内法貫.貫虹梁.頭貫.

・柱間装置〜正面六枚双折れ扉(藁座軸回し).脇引き戸(後嵌め殺し)

・太瓶束

・軸部内、外陣/内陣境に柱四本の三間

【補足】  宮殿内部外陣の中壇/下壇に供物を供へる雛壇を
有し、更に雛壇の上壇には、中尊に祖師が来られ、向かって右に
鬼子母神、左に七面大明神が来られる

 ・天井〜 鏡天井/格天井/折り上げ格天井

 ・軸部内柱筋中尊/脇陣に雲の幕下げ彫り

 

 

 

 

 

 


       『 この宮殿は荘厳具です!』

 

 

 

 

 建築の話しで恐縮ですが、近頃では"社寺風"のお寺や神社が、訳の
分かっていない工務店が施工していたりします。

   何が困るか?

        めっちゃ困ります!!!

 宗教施設で有り、宗教装置で有ります!

 

 

    宗教は 『 生きています!』

 

 

例えば、社寺には立派な塀も有りますし立派な門も有ります。
"塀"は、神聖な領域を現す外界からの結界で有りますし、
"門"は、人が通るには立派過ぎます(因みにボクん家にはあんなものは
有りません)、矢張り神聖なる領域に入するという気持にさせる
一つの装置としての役割が有ります。
 そしてアプローチがあり本堂(殿)が有り、礼拝する空間が有ります(外陣/拝殿等)、
浄土系の宗派で有れば内陣は阿弥陀如来様の住まわれる極楽浄土の
世界が再現されています。
そしてその宗派の持つ"道業"にて儀式が執り行われます。


  〈 訳のわからん奴にヤラせると 〜 〉

「これじゃぁ儀式が出来ないぜぇ、あと… 一尺でも広くしてくれたらいいのに …. .. . 」


 "カタチ" ばかりお寺と似ているだけで使い物に成らない  "無用の長物"

ただ、施工者だけが悪いのでは有りません、
合い見積もりで値段の安い所を選んだ"人間"も悪いと思います。
お金が無いのは仕方が無い、僕もお金には困ってるので

気持ちは判るつもりです。

そんな時は一時諦めるか、でも…  絶対やらなきゃ駄目な時も、   …

難しい…   ですけど、   …   . 

 

でも、"荘厳' を重んじる心が無いと感じる時が最も残念です。


     宗教は生きている


「 社寺専門の所にまかせよっ …  
   にわか仕込みの奴に千年以上の歴史は理解出来やしない、
少ない予算でもなんとか知恵絞って専門家にええのんにしてもらおぅ 」
(僕もあんまり分かってないけど …  …  )

 

 

 

  少し. 話し戻ります ♪

書の世界で云う所の 「 真・行・草 」が有ります。
"真"は正格で格式の高い、"草"はくずした風雅の体

 "木"で言うと、 「 真=柾目 草=板目 」 と成ります。

然るに宗教施設の中核に有り、最も尊ばれる荘厳装置としての木目は
"柾目" が相応しくキリッと上品でも有ります。

 

そして中核に有る荘厳の宮殿ですが、中尊と脇ではより中尊を尊ぶモノです、
然るに、軸部内柱の長押位置は中尊が一段高く、背後の向板(背板)
は柾目板と成り、脇は中尊との違いを出す為に "板目" としました。


そして、軸部内の四室の天井の仕様ですが、

・外陣→脇陣→中尊の順で天井の高さが少しずつ高くなる。

(写真二枚目の頭貫〈柱頂部の横の部材〉の内側に、天井高さの違いの

切り欠きが分かる)

・天井仕様
 * 外陣にあたる所を "鏡板"(無地板)
 * 脇陣にあたる所を "格天井"
 * 中尊にあたる所を "折り上げ小組格天井"

世の中に有る"真"の中で最も"真の中の真"と言える空間だと思います。

日本建築はよ〜出来てます(笑)


 でぇ、 中尊の向板(背後の板=背板)は正格の"柾板"

脇陣の向板ですが、タダの板目では「腑に落ちん!」
板目でも「最高の板を…」今回選んだ最高の板目が "笹杢" です。

 更には、軸部外陣天井は、内部に広がりを保たせる為に大空を想起
させる装置として、"雲"をイメージさせる笹杢の天井板をあしらう
事にしました。


 長かったのですが、先程の写真の笹杢の板にはそう言う意味が
込められています。    (話し長いねェ ゴメン…)

 

 

 ただぁ〜
そんな都合の良い板は沢山お金を積んでもあるものじゃ有りません。
台湾檜伐採禁止に成ってから、最も輸入した日本でも残り少なく選べる
ような状態では有りませんし、ましてや現在台湾本国で大きな事業が有り、
本国で台湾檜が無い為に日本の台湾檜をさらえて行っている事も有り
お金も、選材も簡単には行かない現状です、


そんな最中、 奇跡的に見付けてちゃいました♡
二年近く探し求めました、    ラッキー!


 「僕の力では絶対に無い!」と断言します。

 「今回のお仕事の"御縁"の力」と感じます。

「こんな都合よく見付かってたまるかぁ!」と言った感じです。

 


 ただ …  ご覧の通りの  "ぐだぐだ" に反り倒した板 。

コレは本国台湾で製品にしたものらしく、割れ止めに台湾の新聞が
木口付近に貼られていました。(材写真参照)

 更には、日本の管理ではあり得ないのですが、乾燥時の桟積みが
悪く、ズレた桟のカタチに【※極端!】に曲!がっ!!ています!!!

(分かり難いけど材写真二枚目参照)
また、年数が経つため"木"の性が出て捻れています。
当然の事ながら、こごんで"水溜り"の様に窪んだ所が有ります。

捻じれは写真にも写ってる様に平置きで一寸、クランプしないと
一寸五分殆どの捻じれと成ります、  残念な状態です。

コレをまともに真っ直ぐの板に仕上げると五分のニは消滅しそうです。

 

 

 

 改めて予定としては、

仕上り寸法  巾 二尺九寸三分 × 長さ 六尺四寸三分 × 厚み 約二分
           (887 × 1948 × 6㍉)

の一枚板に剥いで、今回は板の中心を1.2分(4㍉)少し強めと成りますが
ドーム状に上げるつもりです。

 

 

 

  "少し強め" というのは?


建築関係の人では無い人にも理解出来る様に書くので回りくどいの
ですが…

 

「目線上に有る横軸の直線は垂れ下がった様に見えます」

 

人間の目の錯覚によって起こるモノで例えば、
 "虹梁" とは建築では横方向の部材と成りますが、上に湾曲した様な
意匠と成ります、この様な意匠のお陰で垂れ下がった様には見えズ
自然に美しく見えてくる工夫です。
そして、是は虹を想起させる事から 「虹の梁=虹梁」としたものです。


 逆に、眼下に見える "靴脱ぎ石" の様な大きな平面は、真っ直ぐ平面に
すると真ん中が窪んだ様に見える事から、やんわりと起こしてあります。 ? 笑
 ? 実は "靴脱ぎ石" 等はこの理由よりも大命題の "水が溜まらない"
と言う理由が有っての事ですが(笑)

 

 錯覚と言えば…
社寺に於ける "軒反り" も工夫が見られます。
軒反りは遠くから観る時には重要なアウトラインですが、
美しく魅せる為に"軒反り"が用いられています
平安時代迄の軒は真反りで緩やかに美しく、どれくらい美しいのかは
平等院鳳凰堂」に行くか、十円玉を見て下さい。
(十円玉は真反りやけど軒反りはややキツイ  ん n … ビミョー )
 然しながら、鎌倉時代からは 真ん中は"真っ直ぐ"で、隅っこだけ反っている
"長刀反り" が採用されており、前代迄の "真反り"では無い為に
隅っこの反りが視覚に入っているせいで、真ん中の直線がキレイに
真っ直ぐで有っても軒の直線が上に隆起している様に見えます、
 更に古く傷みが出ているものは、隅軒に大きな荷重が掛かる為に
やや下がる事が有る為に、拍車をかけて真ん中が隆起した様に成り
「 〜〜 」みたいに成ります。

  あっ、 軒の反りは先程の軒隅の垂れ下がりが起こっても

ホントに垂れ下がったように観えない為が主題と思います。
                   (蛇足でした…)

 

 でぇ、 天井なんですが前述とよく似た人間の錯覚で、真っ直ぐ
直線で天井を造ると"垂れ下がった"様に見えます、
然るに真ん中を少し持ち上げて、 "一間一分" (流派による所が有るのかもしれんけど…知らんけど…)
とか云われたりします。


 今回は少し広がりを保たす為に、"少々強く" しかし「クドくならぬよう!」※重要
"一分強" として "気付き難い柔らかなドーム状" とする予定です。

  どお?  相変わらずメチャ長いねぇ…  (ゴメンナサイ♡)

 

 

 

 


   さて!

 

        今回の材で出来るの?

 


 「台湾檜笹杢」    ぐだぐだのグニャグニャ
    = 材として難削材
       =木目としても最難削材
            =平面でも無い。
鉋仕上げとしては "ワラウ" 笑♬ しか無いかな? (笑)
 板を三枚キチッと剥げるかな?

思った通りの形状に作れるのかな?

   天井の四方周りに隙間出来たらカッコ悪いなぁ〜

 


     楽しそうでしょ♡

 

こんなに棒削りとの違いがある難しい  "クイズ"  は始めて ですけど…

 

 

 

  シッカリと頑張って作戦立てて頑張りまぁ〜する !

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「 僕、 コレれが "板削りと棒削りの違い" だと思ってるんです。」

「 板削りに於いて鉋台長さ九寸五分フル活用って物理的に不可能なんですよ」

 

     
         「鉋台の総丈どれ位が適切と思います?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

         ホントに最後のブログでした。

 

 


              おしまい!

 

 お世話になりました

https://youtu.be/7HFlGJ0_u1g

皆様短い間でしたがお世話になりました!

 

 


9月19日から正式にこのブログを始めたようです。

shitekiongaku.hatenadiary.jp

 

 

 

 

このブログはご存知の通り殆どが世の中に出ていない情報を出すように
努めたものでした。  ?

 

 と言うのは嘘で (笑)


「鉋」の世界は殆ど手付かずの事が多く、必然的に「無い情報に成る」
其れだけの事でしたが、世間に出ている情報は避けるやうに気を使いました。

井の中の蛙」的な引き篭もりでしたので知る情報は少なかったの
ですが、其の中でも少しは自分の考えを表に出す事により自分なりに
まとめる事が出来て、楽しい作業でした。

 

 「表に出す」
 
是は僕にとってちょっとしたキーワードでもあります。

 

昔から"表に出す"事を"牛の涎"よりも細いのですが、やっていた事が
有ったのですがぁ…

 

    "やりきっていない"

 

そんな所が有り納得いっていませんでした。
しかし今回は "ヤリ切る" がテーマでした。

 

まぁ、  、
まだ「鉋」に付いてはもう少し課題を残しているので
"ヤリ切る"という意味では、今一歩の継続が必要ですが …

 

然しながら "癖" として僕らしくよくやってきたとも思います、
自分の考えをまとめて文章に起こす事は大変労力のいる事で
今迄"あんなに拙い内容"であったのですが、
一つのテーマを決めて、理解し易い構成をして、
書き漏らしが無いよう気を付けて、


  しかし、   「鉋」全体の理解を構成し始めて…
結局、「序」 を書き終えた所で 終了 の運びと成りました。 (笑)

 

 

 「序」とは


「鉋」という道具を習得するにあたり何が必要か?
この事を書きました。
其れは、「機械的切削信者から鉋個体性能への覚醒」です。
要するに、鉋性能により鉋使い手としての"腕"が決定されると言う事です、
そして、刃物の中でも"特殊な切削方法"を行う「鉋」に於いて良好切削を
行う為の刃先形状を提案しました。

 

  さて、    、
必要なモノが解ったので、
「コレから"ソレ"を見付けて、物理的な目標へ加工していく」
一番おもしろ味の有る所を前にして消える事に成りました (笑)

「序」はメチャクチャ地味なので軽視されがちだと感じていますが
当然の事ながら"必要"が分からないと闇雲に頑張ってもタダの空回り
と成りますので大切な事です。

 

機械的切削〜」で想像がつくように、素晴らしい使い手としての腕が
有っても、"切れない鉋"では一生頑張っても無理!

そのような意味です。


 また、仕込み方法の事ですが、
ネットで熱心に観るまではいかないのですが少し観てみると、最もらしく
平然と間違った事を世界に発信している方や本でも同じ事を言っておられたり、
初心者の方が閲覧した時に気の毒で成りません。


 検証すると言う言葉を知らないのか? と、憤りを感じます。

 

 例えば、

「押え溝は絶対に触らない!」

               アホか?

 

一回仕込んだら"背馴じみ"は触らず"押え溝"で調節する人も居るのに

 

おそらく前者の砥石は平面で無いか、硬木が削れない緩仕込みか、
硬木の時は耳が立っている状態と推測します。

 

しかし、押え溝の調節方法や専用の道具の紹介等を紹介している記述を
殆ど見た事が無いので「押え溝は絶対に触らない!」と言う事は
世間で広く知られた常識とも感じています。
 しかし、"知る人ぞ知る情報"となる事は、日本文化の若き担い手への

弊害になると考えます。


 誰か"素晴らしい御方"が難解な鉋物理を読み解いて、
早期にテキスト化される事を切に願い、「都市伝説」の払拭に何方かぁ …

 

 それと…


 正直、僕は偉そうに言えた柄では無く欲しい情報を手に入れる迄は
決して止めませんが、まだまだ理解不能なモノも多く、そやねんけど

「鉋」への課題を全て勉強するつもりはさらさら無いです。

 

「気には成るけど誰かやって!」

 

  僕の仕事じゃぁ無い!

 

この様な一貫した考えは変わる事が無いでしょう。

 

 

 

 

話し出すと止まらない僕なので、この辺で辞めときます。

 

 

 

 

 


改めて、

「鉋はやればやる程解らなくなってくる」

 

   僕は、

「鉋は要因か複数であるが一つずつ解明していけば物理しか存在しないと気付くはず」

 

   そう固く信じています!

 

 

 


    以前に「機械的切削〜」を信じていた頃のように  (笑)

 

 

 

 

 

 

 

      今迄拙い記事を観て頂いて、心より感謝致します。

 

        皆様の御多幸をお祈りしております♡

 

  

 

 

 

 

 

 


                           敬具

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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     教訓 Ⅰ

       


今日の新聞で 香川 良さんが亡くなられた事を知りました。

香川良さんの事を知らない方も居られるでしょうが、
フォークシンガーの方です。

 

 

 

 

 

そう言えば思い出しましたが、
夏の暑いある日、家族全員でこの曲をYouTubeで聴いた覚えが有ります。

 

少し僕がお話しをして、一人でボロボロ泣きながら家族を想い皆で効いた
思い出が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  僕には「心の師匠」が居られます

何人か居るのですがその一人に「松田権六」さんが居られます
( https://ja.m.wikipedia.org/wiki/松田権六 )
漆工家です。

 東京美術学校を経て教論へ
本校の気風で有った"温故知新"を経て其れを"超えた新しい表現"を
求め、「伝統」と云う言葉の真髄を体現された方と認識しています。

表現者として尊敬の頂きに居られる方ですが、
もう一点ステキな"愚業"を成されて居られます  、

 

 代表作の一つに「蓬莱之棚」が有ります、
忘れ去られた様な技法を用いて新しい表現を成された素晴らしい
 "表現" だと感じています
当時の社会事情から観ると、物資も少なく大変"無駄"と思われる様で
贅沢な表現と成ります、 "反社会的" と呼べるでしょう。


因みにこの"表現物"の発表は、S,19 (1944年)です。

 

 

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 今僕は「鉋」について調べていますが、

 

     もしこの時代に生きる人間であれば

 

1945年8月15日にこの調べ事を必死に成って調べている事を誓います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


香川 良
「教訓 Ⅰ」

youtu.be

 

木工作業台   序     

 

 

 拝啓 皆様

作業台についてなのですがどの様な作業台を使用されておるのでしょうか?

 

 


長〜〜〜〜年、作業台に憧れが御座いました。
 そして
長〜〜〜〜年、作業台についての構想を温めてきました。


そんな作業台が実は去年の9月中頃コソコソと完成しております!
どう言う事かと言いますと、現在憧れのアイドルと伴に仕事を
していると言う訳です♡

  まぁ、自慢です!    (恐縮です。)

ただ、この作業台の紹介?  
 アイドルの紹介! は僕の拙い文章では紹介するに至らない程
邪魔くさく、多分全てを紹介する事が出来ないでしょう! (笑)
然しながら以後、可能な限り僕のアイドルを自慢したいと思う次第です。

人の自慢話しなんか嫌な人は "作業台" は飛ばしてくださいね!

 

 

 さて、
ビッグデータと言えどネット如きの小さく限られた世界で
日本の作業台はまだ余り表に出て来てないのと、勉強不足で世間の
作業台事情を知らないのですが、少し探してみると特殊な物を作る時に
作業台と言うより治具的な要素が強いモノは見かけたのですが、
"作業台"としてはなかなかお目にかかる事は少なく特別な志向を持つものは
見かけませんでした。
 そして木工に欠かせない "バイス" コレも皆同じような使い方で、
変化が少なく、逆に使いやすく完成度が高いのかもしれません。
しかし中には凄いバイスを考案されておられたりして地下では
日本人らしくそんな方も居られると想像しますが、
↓のページの中の動画に有るバイスは丸い棒に特化したモノですが
凄く面白い!

http://shigoto100.com/2014/08/kanna.html

 (めっちゃページ下の方)

 

 この様な背景が有るとしても、日本の作業台は発展した物は少ない
ように感じます。
そこで海外に目をやると   う〜む、  むっ、   む〜〜、
 欲しい♡
そんな事を思わす素晴らしい作業台が有るでは有りませんか!
海外の進化した作業台と比べ日本は遅れていると、勝手に想像
しているのですがどうでしょう?

 

そう言えば大工さんとしての作業台は…
大まかに、床板?天井板?等が削れ、継手仕口等が出来れば良いのかな?
中でも最低天井板が仕上げられる作業台が必要なのかな?
 天井板は、作業台を手に入れる所から仕上げ作業ですから面倒ですね…
(そんな仕事はこのご時世なかなか少なくなったでしょうけど…)
 しかしながら作業台プランとして大きさは天井板が仕上げられれば
それ以上大きいもの等(破風等?)は、馬で対応?
でしょうか、素人なので分かりませんが

 

 

 

 

shitekiongaku.hatenadiary.jp

↑以前のブログでも書きましたが "道具とは身体機能" と言えるので
作業台は仕事場の中枢である道具な為、道具をアルゴリズムと捉えると
やっぱりこだわりたいです。
アルゴリズム  http://research.nii.ac.jp/~uno/algo_3.htm

 

    ユニバーサルでオールマイティーなモノを

         なかなか難しパズルです。      n…

 


先ずは片鱗ですが海外のモノを紹介致します。

 

海外は広い! 世界は広い!! 日本は狭い!!!


所詮市場規模の小さい島国で木工など鼻クソみたいな規模なので
主になる道具は有っても特殊で進化した道具はビックリする位貧弱です (笑)
 逆を言うと海外では、プロでは無いアマチュアのお金持ちもプロ顔負け
の設備を備えている方も居るようで、市場規模が比べ物に成りません
何を意味するかと言うと、市場規模が広くお金に成るので特殊に特化した
道具を作ったとしても  売れる!
糸鋸(ミシン)のハリなど日本製は選択肢も少なく、
「良くは無いけどコレぐらいしか無いししゃーないし使ってる… 」
こんなケースは 'あるある' でしょう。


 先の様な海外事情の背景から生み出されたモノで、ちょっと探してみた
中でスタンダードな作業台を紹介して、
次回から少しづつ我が作業台を自慢をしていきたいと思います。

 

 

海外の代表的な作業台

https://youtu.be/3pfm6URciYc

 

 

 


   各皆様の良き作業台とはどのやうなものなのでしょう?

 

 

 

 

 

  amou様へ

コメント有難う御座います

 

 お陰様で作業台記事の下書きを思い出しました

我が工房は、大変不完全なモノである中、納得行かないままに

日暮らしをしております…

 

   「不完全の美」

 

  コレをこよなく愛しておりますが♡

仕事場はパーフェクトな振る舞いを望みたいものです。

 

 

 

      工房萌えー   ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで別件で "土田さんと皆様へ" ですが、

 

このブログの事を、なんか宣伝的な事して頂いたのでしょうか?

閲覧数が普段は、  ポツリ、   ポツリ …

といった具合なのですが、イキナリ三桁に成って驚きました、

それで有れば、タイヘン感謝致します!

 

 しかし…

実は…

     もう閲覧数が増えずとも良い事に成りまして…

 

僕の力量ではブログで"アンケートを採る"という計画は

難しいようで、閲覧数が凄く少ないです。

 

少ない集答率と偏ったデータになる事を避けたいのと、

無駄になる集計の為に見知らぬ方の手を煩わす事を避けたく考えます。

 

今は、

「何時このブログを辞めようか?」と考えていますが、

文章を書いて行くと  "確認作業"  が必ず生じて来るので手に入る情報が増え

有意義である事を確認致しました。

それにフィードバックが起こるので、自分の至らなさが痛切に突き刺さって来ます、

 

 現状は沢山のモノが突き刺さってハリネズミの様になり

 ちょっと可愛く成ってます♡

 

更には、「自分史の備忘録」的な要素が色濃く出て来たように感じています。

よって、他人が閲覧するに堪えない内容も増えて来ました、

私的な備忘録です。

 

それにも関わらず観て頂いている方が居られるので

     大変嬉しく!

現状で閲覧されている方と余程に限られたマニアな方に発信していくつもりです!!

          皆様

    大変感謝致します!!!!!!!

 

現状は上記の様な考えに至って居ますので

 

 地下で  コアでぇ  私的なぁ ぁ 、  …

 

私的鉋備忘録をもう少し続けます。

 

以後、その旨宜しくお願い致しまする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   敬具

 

 

 

 

 

速報!   ヤフオクに凄い物が出品されています。 29'2/28

 

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秘宝 シマウマ 交尾 剥製 一式 希少 - ヤフオク!

 

https://goo.gl/photos/rifSd9KDB3eToZJdA

          ↓

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おそらく、日本独自に進化した文化遺産からの遺物放出のようです。
おそらく、現在絶滅したと思われる文化遺産からの遺物放出のようです。
おそらく、文化遺産とは誰も気付いていない様な文化遺物放出のようです。
おそらく、1970年〜位なのかな? 秘宝館が流行り?全国に出現したのは??
事情は詳しくなくほぼ知らない人間ですが、

 

立派な世界に誇る"日本文化"だと確信しています!

 

片鱗ですが、伊勢の巨大秘宝館の写真が少しだけあったなぁ〜
何処行ったんだろう?

 

 

 シマウマの顔を観ると剥製職人さんの シッカリとした仕事を感じる逸品だと感じます、

当時のお値段で幾らかかったのでしょう?

 

コレを納める秘宝館の規模は…

『国道沿いの1000坪〜で駐車場も広く、鉄筋コンクリート二階建、一階はミュージアムショップ的なモノが有り、

入場料は¥2000以上、

ディズニーランドのイッツアスモールワールド的な様相を帯びた施設も』

勝手な推測です。(伊勢です。)

 

皆さんもそう思いますよね ♡

 

 

 

 

  何方か落札された方は御一報を!

 

 

 

 

 

 

 

 

                      love forever           

 

 

 

 

   取り急ぎ。