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私的鉋備忘録

カテゴリー表示のやり方が分からんのですが、タイトル下のカテゴリーをクリックするとそのカテゴリーが出て来ます。シリーズ化しているモノは時系列でお読み下さい。

【機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒】   3

 

 


    甘切れ

 


こんな事を書いてきたがハッキリと残念な事実を伝えなけれ
ばいけない…

 

 

 

僕の所有する甘切れ鉋は「大当たり」
しかし全ての甘切れ鉋が「大当たり」なのか知らないし定量的にこの
レジェンド鉋がどれ位良い鉋なのか知らない。


大当たり!である事は間違いないが、個性の違う感触ながら、
前回にも書いた、おそらくレジェンド鉋
と肩を列べる?ある意味それ以上? ?  な鉋を所有しています。
難削材削りで、レジェンド鉋となんとなく持ち替えた時
結局手に取って仕事をしたのは超?レジェンド鉋だった事も有りました。
この「鉋」は、甘切れと言う訳では無く普通の硬さ(M2)で、

シットリともサクサクとも違い、普通?の手応え、

然しながら鉋屑の安定感が有り、今まで苦労していた材を普通に削ってくれる。

 

 

 ん〜    …       、           .


        「何もない鉋」

 

こんな表現を使いたい、
余りに苦労が無い、普通だ、何も無かったかの如く、普通だ。
普通の振る舞い過ぎて何も感じない。

 

  もし何か感じると言う事は?  不具合が有る「鉋」

 

だから、この超?レジェンド鉋を、「何もない鉋」と表現したくなる。

レジェンドと比較して、永切れはそこ迄精査していないので
まだ分っていない。

「甘切れ」とは何なのか確認したい、
 超レジェンド鉋の事も知りたい、
何方にせよ、仕事上難削材削りが出来る性能を持つ個体を寸八で三つ探し当てたい。

 

 

 

 映画「鉄男」の中で主人公は身体の一部が自在にピストルや戦車
に変化させる能力が有るシーンが有ったり、
スペースコブラのサイコガンが自分の意思でコントロール出来る
道具である如く。
 道具とは可能な限り自分の身体の一部として、無意識で扱いたい、
要らぬストレスや、職人の愉しみ(メンテナンス)は、御客様にとって
コストが上がる為不誠実だ。
 より美しく  体操の内村航平さんの様に無駄の無いキレイな
フォームで仕事が出来る事が理想に思う。
 建築で例えてみると、「構造即意匠」と言っても良いのかもしれない、
シンプルで無駄のない美しさ  日本人の美意識の代表的な
ものの一つだとも感じる。
内村航平さんと比べると自分自身は、体操に興味を持ち始めた
小さな子供の様だと感じてしまう、
自分的には、来世に完成の期待を寄せている、   …

 

 本当の事を言うと、数年で"職人としての"腕環境"を整えたいと目論んでいる。
御客様の為に何としてでも道具の一端「鉋」の早期攻略を済まさねばならない、

 

そして普通の、

 

 

            " ただの木工職人に成りたい "

 

 

 

 

 

 

 

玄能柄すげてみて感じた事    玄能備忘録

 

    前ブログの続き〜

 

 

 

 

 

 

また、メールの文章コピペ

 

 

.
相田様、

お世話になります、場末職人なりに考えてみた"柄" の形状報告です。

僕は人付き合いがキライなので、知り合いが少なく
更には道具について無頓着な所があり、
最近、少しだけでも「道具について考えてみよう!」
と言う事で、まだ何も知らない駆け出しの素人職人の考えとして
読み進めて頂きたく思います

 何卒宜しくお願い致します。

 

 

玄能柄の形状ですが、

改めて玄能の使用方法です

 

 彫刻ノミでの荒取り〜中仕上げまで、
 角ノミで下穴を開けたホゾ穴の整形

 

彫刻ノミの荒取りは、適当にパンパン削って行きますが、
中仕上げ、ホゾ穴等の整形は繊細なコントロールを出来る事が求められます
そういう意味でグリップポジションが玄能から二寸殆ど離れた場所を
握ると書いていましたが、
正直、一寸も無いポジションで握る事も有ります、
勿論、時には三寸五分離れた場所など仕事に応じてポジションは変わります。

 其れと、削り量も少なく数を叩くので振り上げに有利なポジションと
成る場所として、矢張り玄能の近くを握ってしまいます、

(この事から玄能も百二十匁ではなく百匁を選んだ理由になります。)

 


 以上の事から柄の長さが八寸と決まりました。

 


 今のご時世で  "玄能柄画像"  と検索してみました。

なんかよく分からないのですが、
ラッパ型は直ぐに採用する事にしました、  しかし…
 どれも玄能に近い柄の部分が櫃穴の延長で僕には、割り箸みたいに
細く見えて僕にはシッカリと握る事は難しい形状だと感じました。

 僕には何も分かりませんが、あの玄能柄画像の持ち主は
釘等を打つ為に柄の後の方しか持って居ない仕事をされるのかな?と、
用途の違いを感じたものしか見受けられませんでした。

 力学的には間違いなく理にかなったモノなのでしょう
"ドスン" と遠心力等で効いてくれ、身体にも優しそうなので
想像で "良さそう!"  そんな雰囲気が有りそうに感じました。

しかし、僕の "今回" の目的の"ちびちび正確に整形"していく使い方には
どうも合致せず、基本的にラッパ型は採用で有りますが、
柄はなるべく握り易い太さに近づけて制作しました。

 

 実は、図面を書いた"へし折れ1本目"は作りながら何となく
違和感が有り、あまり気に入って居らなかっので
折れて良かったと思った程です。

 

直ぐに二本目に取り掛かり何とか納まりましたが、
まだ気に入っていません…   笑   まだ柄が細い!

又直ぐ三本目に変えようか? と考えたのですが
少しの間試して観ようかと思っています。
御客様に御迷惑が掛かる程の不具合でも無いので
コノ柄の悪い所を見付ける事を楽しもうかと思います。

 


 太さ感覚は何となく掴めて来たように思えて来たのですが、
玄能の頭と柄の取り付け角度、曲がり具合が分かりません。

ネットで色々拝見させて貰ったのですが、
「穴屋大工は〜」
「コノ角度は〜、〜と一直線状〜 」
「作業手順のみ」

 ネットらしく?肝心なカタチの意味が書かれているモノはあまり
見受けられず、レビューも然りで…

 

「昔からの道具はこうなっていた〜 」とかはよく理解出来ませんでした。

昔の大工さんの作業姿勢と僕の作業姿勢が少し違うと思うので
何処までどうすれば良いのかヤッパリよく分かりません。

 

"柄"問題は、一筋縄で行くとは鼻っから思っていなかったので
叩き台として、角度 は、真っ直ぐに入れて柄を曲げましたが
是も現状では分かり難く、今の所三本目の正直?の時は、

柄の方をもう少し曲げて角度を持たせようかと考えています。

 

 其れと、櫃穴で角度を付けるのが"癖"として、
木目が切れるのが、なぁ~ンとなく気持ち悪い感じがして、
(しかしこの程度の事は気にせずとも良いのかも知れませんが???)

 

 


其れと、オマケのような記述ですが、
1本目は、櫃穴と柄の太さが違う為にヒカリ付けするつもりでしたが
このアイデアは、当初から分からないものの違和感が有り


⚫柄材の太さが急に変わると局所に負荷が掛かる
⚫ヒカリ付けをする事により衝撃で"押し外れ効果"が生じる

この二点からヒカリ付けプランは今後しないつもりです。

 

 

 更には、ネット上に

「柄の仕上げに木賊で磨いて油を摺ると」書いてあったモノがあったが?

どういう効果が有るのかよく理解出来ませんでした。

 

ある程度曲鉋で仕上げたのですが、なるべく刃物跡を残そうと

気を使った程なのに、何でつるつるに滑りやすく仕上げるのか、

何か他に効果が有るのか知りたい所です。

 

 

 

  ゴム手袋で荷物を持った瞬間の感覚は今でも記憶しています

 

       軽い!

 

握力と言う労力が  "ゴム手袋"  によって、劇的に軽減された感覚です。

 

最終的には、カッコ悪くてもゴムシートを貼り付けてやろうか?と、目論んでいる。

それに、質が良ければ手首への負担軽減も見込めるので検討しています

 

見た目が悪くなるが、それ以上のメリットが有ればっ!?

 美観を損ねても僕は遂行します!

(めっちゃ格好悪かったら病めるけど…笑)

 

 

 

 


 玄能について思いを巡らせ始めた素人初心者なので
現状では残念な事にこの程度しか判っていません。

今後も、玄能仕事が多いとは言えませんが、
シッカリと感じとって
行きたいと思います。

 

 


       メール文ここ迄。

 

 

f:id:shitekig:20170315111309j:plain

残念ながらコラージュの都合上斜めから撮影した為に寸法の比率が二本目の方が太くしたのに写真では表現されていない…

(上下反対に撮影すれば解消出来たかな?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日御返事を求めたものでは無かったつもりなのですが鍛冶屋様から
丁寧な御返事を賜りまして、前ブログの記述に関してですが

 "ほぼ正解"  と言う事でした。

 

shitekiongaku.hatenadiary.jp

 

"最初からガチガチでなくても緩んできたら、紙などを挟んで仕込み直せば良い"

と言う事で、兎に角仕込み時の "柄のダメージを無くす事"
が最優先だと云う事を感じました。

場違いでは有りますが、玄能鍛冶の相田様には大変感謝しております。

 

 


 話しは変わるようですが、
正しく存在する情報は、矢張りコピーするのが楽で効率が良いですね!♡
無い情報は、  …  …   .. .

しかしウソでもフィールドワークが少しでも無いと

 

     "根無し草"
       身体に記憶させてあげないと…

 

 

 

 

             玄能シリーズ一旦終わり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と見せかけてあと一回有ると思う。

 

 

 

 

玄能柄と櫃穴の関係      玄能備忘録

 


 玄能鍛冶様に送るメールの下書きを載せます。

 

 

 

 

 


 度重なる質問に親切に応えて頂き誠に有難う御座います。

     感謝致します!

 

 

この度、目出度く玄能が届き柄をすげてみました。

『百匁ダルマ(全鋼)』

改めて自分に合ったノミ用玄能の重さは"The百匁"だと感じました。

身の長さも多分丁度良さそうで、
相田さんの物理と美学から勝手に出た玄能身のくびれなのでしょうが、
僕にとっても好みのくびれで、クドくない丁度良い品の有るもので満足しています。
物理的な事は理解出来てませんが…

 

 其れと、素人なのですが…

玄能の焼き色の具合を見てみると、

なんとも器用な焼入れ?に見えました、

プロとは恐ろしいものだと関心しました。 (笑)

 

 これからの使用感が楽しみです!

 

 

 


玄能鍛冶様にあまり言う事では無いのですが、
 "柄"  問題が大きく立ちはだかっております!

玄能頭も大事ですがそれ以上に?  (両輪なのですが!)
"柄" が重要とも言える程に困った代物と考えています。
(玄能は、欲しいカタチを造る職人さんが存在して居る幸運を踏まえて、
其れを買えば解決出来るので楽と言えば楽です、有難う御座います!)

 

柄の材質に関しては、気心知れた土田刃物の昇さんに色々聞かせて貰い
途中で御客様が来られたので半ばに成った所も有りましたが、
色々なストックが有るので取り敢えず白樫にする事に決めまして
図面を引き、すげました。

 

しかし…
一本目は大失敗致しました。 …    (笑)

 

欲をみて固く作り過ぎて根元で折れてしまいました…


  大変勉強に成りました!

 

 

 

先ず敗因ですが、

僕には、"木材" は何回か入れると直ぐにグラグラになってしまうので
ホゾに適切な木殺しする癖が有ります。

この感覚が失敗の原因だったと考えられます。

今回は木殺しをせず行いましたが
"相手が鉄!" と言う事を再認識しました。

正直、「柄が外れて欲しく無い!!」と言う思いが強く
欲を見て"気持"固く入れました、

 


『工程経過報告』

先ずは櫃穴の面取りですが、45°を0.4㍉程取りました、
なぁ〜んとなく勝手に、気持だけ強く取り…
三段面は其れに準じた面に仕上げました。
木殺しをしないのでこういう行動に出てしまいました。 癖です、ご勘弁を…)


 そして試し入れを二分位して、その後抜いて柄の整形に取り掛かりました。


そしてイザっ!挿入

その結果、今一歩の所で根本がお二つにお別れなさいました。

残無い姿で有りました…


残念、無念…


 今回勝手に学んだような気に成った事は、

 「櫃穴に適切な面を取る!」

コレが一つの "指標" と成るように感じました。
コレが一つの "指標" と成るように感じました。


 理由は?

「面を取らない」= すげる時に柄が捲れて削れてしまい効きが悪くなる(予想…)

「面を大きく取る」= キツ過ぎると、すげる時に捲れ削れ難いが
キツ過ぎて入り辛くて無理やり入れると、今回のように柄の破壊に繋がり宜しく無い。

 


⚫柄が捲れ削れず
⚫柄の破壊が起こる手前(破壊が少しでも疑われるようでは駄目)

その時に「最も柄と頭が緊結される」こんな風に予想しました。

 

この事を予想させる指標が、

  "適切な櫃穴の面取り!"
      ⇓
 "捲れず、硬すぎない事を実現させてくれる"


この、"適切な櫃穴の面取り" ですが、
今回の二本目が良い感じに納まってくれたように感じました。


理由は、
柄をすげる時に殆ど捲れ削れが確認出来ず、
破壊ダメージも無いと思われる硬さで櫃穴に挿し込んでイケました。

 仕込み硬さとしては前述の条件に合致させた感じで、
これ以上無いぐらいの硬さバランスだったように思います。
(偶々失敗してくれたお陰で!)

自分なりにまとめると、

櫃穴面小 = 捲れ削れ有り = 捲くれ削れによる木殺し効果 "少"
櫃穴面大 = 柄を太くしても捲くれ削れ少 = 挿入木殺し量多く、硬過ぎて
     柄の破壊を招く
    
適切な櫃穴口面 = 捲くれ削れの起こらない程度に挿入すると"勝手"に
       適切な硬さに仕込まれて行く。


この様に感じました。

この考えから言うと、櫃穴口45°面の大きさが0.3〜5,6?㍉辺りが適切な様に
感じました。
 理由は、"柄" の材質を考慮した結果面の大きさが変わってくるように
勝手に感じました。

 玄能柄の各材種について熟知はしていませんが、
樫より柔らかい素材で有れば、挿入木殺し量を少し増した方が
良いような気がしたからです、
然しながら、破壊ダメージが全く無い状態での仕込みは必須ですが。


 今回は、堅い目の樫材で櫃穴口の45°角面を0.4㍉位としましたが
改めて適切だと感じました、

然しながら、沢山経験した訳では無いので結論付ける事はしません。
「今回のケースは偶々適切だった」

有意義な経験で楽しめて

        有難う御座いました!

 

あっ、
 其れと、
この事も付け加えておきたく思います。

1本目がへし折れてしまいましたが、

  "仕込みに使う玄能の大きさ"

是も重要だと感じました、
実は、百二十匁の玄能で櫃穴に入れていったのですが
「エエ加減入りやがれっ!」と、 大きな玄能(柄も入れて1265g)
でやっちゃいまして…
素人臭いですが、 素人です♡  (笑)

 へし折れましたぁー! 笑

この事で気付いた事は、
百二十匁位で入れられなければ、"適切な堅さ" とは言えない
そんな風に感じました。


   勉強に成りました!

              面白いっ!

 

   感謝致します。

 

長いので持ち手編に続く…

 

 

良い玄能が届いた。     玄能備忘録

 


昨日玄能が届きました

 

 

 

 

玄能へのこだわりがあまり無かったのですが、
半年近くゆ〜っくり悩んでいました。


〈用途〉
彫刻ノミとホゾ穴(角ノミで下穴開けた状態)
      ⇓
    百匁ダルマ

 

 

評判通りに気に入り満足です、

玄能の頭はお金を出せば解決出来たようなのですが

柄はお金で解決出来ないので困りますね

 叩き台として仮の柄をすげてみます。

 違和感の有る図面なんでしょうね (笑)

  

f:id:shitekig:20170313130255j:plain

  


         取り急ぎ

 

 

 

 

 

【機械的切削信者から鉋個体性能存在への覚醒】   2    〜「甘切れ」?鉋刃の存在 と 良好切削刃物〜     

 

 

 

鉋のお勉強をする始める以前、
   道具に対して大変無頓着な自分で有りました。
 

 

 しかしながら、「良く切れる刃物は?」と誰かに問い
かけられればの「ノミ二本と鉋一丁有る」と答えていました。
この鉋は、長台で殆ど使いませんが、偶に使うと何時も…

ん?…  
      あれぇ?     
                     ヤッパリぃ… 

同じ感覚に襲われました。

是の鉋の切れ味感触は、ニュ〜っと切れてしばらく削った
後、刃口を覗いて刃先が白くなっているにも関わらず
まだ切れ味が落ちない永切れする不思議な鉋でした、
そんな経験も有り、古い鉋ですが大変気に入っていました。

 鉋のお勉強をやり始めていたある時、僕に全く同じ鉋を
手に入れる機会が巡ってきました、僕にしては高額でしたが
手に入れました。
二つ並べて眺めると造り等から観て多少のロットの違いが有る
様に観えますが、間違いなく同じ頃作られた事が伺われる素晴らしい
出逢いに思えました。
 更にはまた、別の機会にも同じ銘の鉋刃を手に入れる事になり、
合計三枚の同じ銘の鉋刃を手に入れる事が出来ました。


そんな事はどうでも良いのですが、

  肝心な削り味比較ですが  ?


元々所有していたレジェンド鉋の、あの独特でニュ〜とした感覚は、
他の同銘鉋には無く永切れ感も普通の鉋でした。
そこそこの個体ではあるものの、 大当たりぃ〜! では
無い感じで、正直残念でした。

 そんな事から「同じ作者で同じ銘の鉋でも切れ味は全然違う」
と言う事を確認しました。
この作者は有名な方で評判の方であったようで、その評判通りの
方だったと感じます。 
   しかし、
それでも一概に全てが「大当たり!」という訳では無く、
ハイアベレージな個体を創り出す方だったのでしょう。


 前述の事等から同じ作者で同じ銘の「鉋」が全て同じ特徴を持っている
と言う事はなかなか難しそうな気がします。

 


 其れはそうと、ずっとウチにあ有り、良く切れる「レジェンド鉋」
僕はこの鉋の事を「甘切れする」と表現します。

 

 改めて、『甘切れ』とはどの様な引き心地なのでしょうか?


 『甘切れ』

「鉋削りに於いて削り感覚が、シットリと、ニュ〜っと、バターを
切るような感触を感じる削り心地」
 また反対は?
カリカリ?? シャリシャリ? サクサクっと切れていく感触を
感じる削り心地」


この様な何とも伝え難いモノに成りますが経験している方は、
説明無用でしょう。
(未経験の方は、「甘切れ」鉋を所有して居られれば、また何れ
甘切れ感覚を体験出来る方法をお伝え致します。)

レジェンド鉋を知っている僕は、「甘切れする鉋はよく切れる!」
と長い間感じていました、
なんてったって 「仕上がり良し! 永切れする!」
「鉋」と言う道具に対して他に望むモノが有るでしょうか!? (笑)
("鉋評価"基準は他にも有りますが今回は割愛)

 ストックでは無く現役の鉋で200丁〜?程あるでしょうか、
その中でもこの個体が特に顕著に「甘切れ」を感じます。
 そら、「ええでぇ!」と感じるのが自然でしょう。

 因みに「甘切れ」タイプは、軟らかい目の刃物
    「辛い?」タイプは、普通〜硬い目の刃物  です。

 

しかし、残念な「鉋」  「鉋」…

     悩ましい「鉋」

 


 ウチには別に、とびきりのエースが存在します、困った時は、
この個体を使えは何とか成ります。
其れが【機械的切削信者から〜 】 1  に書いた鉋です。
レジェンド鉋と甲乙付け難い性能で、 この鉋無しに仕事は
考えられません。
 しかしこの個体は顕著なサクサク感では無いものの、ハッキリと
「甘切れ」では無い事は確かです。

 "甘切れこそ良好切削鉋だっ!"   ?   ??   …

      伝説終わりです。(笑)


 それに会報No.79にも書いてますが猿谷氏の使用鉋は「硬い目の個体で
甘切れでは無い」と聴いて居ますので甘切れ鉋だけが切れる鉋とは限らない
と言う裏付けでも有ると感じてます。

 

 

 

 

 

 

 

 


      甘かろうが辛かろうが、よく切れる鉋はよく切れる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Googleで「一回転」と検索した事が有りますか?

  

 

 


昨日子供に教えて貰いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉鋼、刃物切れ味確認 『ティシュカット法』再試験    2      

 

 

 

今一度ティッシュカット法について考えを廻らしている所です。
然しながらこの記事が中途半端になりそうなので、
サクッ! チラッ!と書いときます。

 


 今回の試験刃は、「玉鋼鉋」 刃付きは良好です!

目的は、 〈研ぎによる刃付き具合は如何程に?〉


※  殆どティシュカットを行なう前に"掌返し"を行っている、
コレは刃先の微細な撚れ等を、掌の親指付け根辺りの肉球?の柔らかい所で
撫で整えるモノです。
然しながら、当然の事に"研ぎによる刃先厚みの薄い良好切削刃"を付けておかないと
"掌返し"によって良い刃先が付く事は無い、
あくまで、"整える" 方法です。

 

 

観察し易いようにティシュ暖簾を意図的に広げていますが、
※ 切れ目端の切れ/破れ具合等に注目して頂きたい!

右からカットしていってます。

f:id:shitekig:20170302085602j:plain

 

 

〔ティシュNo.1〕

(※鉋刃を裏返してしまったので 三本目スタートと考えて貰いたい!!!)
1,(三刀目)一刀切削は難しかったが極めて良好!
2, 結構破れず切削したが三度程振り上げ有り
3, 見ての通りで厳しく辛うじて下まで切り下ろした、
4.5, 切り下ろせず

〔ティシュNo.2〕

掌返しを行い再度チャレンジ、 ん〜、良好
観ての通りですが、実は "一刀切削" を最初っから諦めていたフシが有ります、
ただ、一刀切削は無理では有りました。
 矢張り最後辺りで破れてきました。

〔ティシュNo.3〕

御覧の通り、一刀目の切削ってかなりイケてる!
二刀目は三度振り上げしてます  が…
試験のくせにあんまり何も考えずに執り行っていたので
「一刀切削をなるべく目指して、可能な限り切削数を少なく
しようと言う意識を持たないと駄目ですね 笑」(笑っていては駄目です!)
最後辺りは矢張り乱れる。

f:id:shitekig:20170302085552j:plain

〔ティシュNo.4〕

エラく乱れ破れてていますが、少し欲を出して細ーい暖簾を作ろうと試みました
結果この通り、試験なのに遊んじゃ駄目ですね!
「七刀暖簾」を基本としましょう!

〔ティシュNo.5〕

どう? "掌返し" を丁寧にやったら、ド偉い切れました、
一刀切りが三回有りました、しかし"掌返し"が上手く行っただけでは無く
微細な "無駄刃" 等が除去されたような気がしてます?  ?
まだ原因は分かりません???????
取り敢えず凄い切れた! 見事!

〔ティシュNo.6〕

駄目ですね!
ん〜、駄目です!

           終了

 

 

再試験と言っておきながら計画性が有りませんでした、
理由は、ティッシュカットの熟練者では無い為に
ティッシュカットから解る事が理解出来ていない
事の現れでした。

今回は、「ティッシュカットをやりましたよぉ〜」的な
内容でしたが、今回わかった事は"掌返し"で上手く刃先を
整え無いと良い刃先が付いていても"切れない"という事でした、
 しかしティッシュカットを行って切れても、一刀で其れなりに
刃先が撚れて二刀目〜は切れが悪く成ってしまい、刃先の繊細さが
露呈した事が解りました、
然しながら、掌返しを"上手く行うと"刃先はアッサリ変形して
元の形に戻り、切れてくれるということも分かりました。

ただ、ティッシュペーパーと言えど、掌返しを行う事にもよると考えられますが
"切れ" はずっと続く訳でもなくある程度で切れ止む事が分かりました。


   しかし!  

何となくですけど、20回カットを行っても刃先のダメージが大きくは
無いような気がします。
20回(ティッシュ×3枚=1枚7カット平均)と言うのもエエ加減ではあると思うのですが、
20回以後のカットでもミラクルな切れを確認する事も有るからです。

 実際に "研ぎによる" 確認カット数は3回〜?程でOKである為に
ティッシュカット確認を行っても、試験前刃先確認と言う観点から見て

刃先ダメージと言う事に関しては問題は無いと考えられます。

 


 次回には、再々試験と「ティッシュカット法の有用性」について書きますが
既に半分位書けてるんですが、ヤッパリ筆はのろい…

 

 

 

 

 


 nakaさんへ、コメント有難う御座います。

 

今迄の"ティッシュカット"のやり方が少し間違っていた事に気付きました。

ティッシュカットは研ぎによる刃付きの確認の為に行っていましたが
この事については間違いは無いと思われるのですが、
"掌返し"の必要性にはさほど気付いていませんでした。

ティッシュカットは意外に簡単で、それでもなかなか難しい事として、感覚的にですが
"ティッシュペーパーに刃先が触れるとティッシュペーパーが二つに別れていく"
(抵抗が無い様に)

 

しかし、そんな事はどうでもよく、削り試験時にシッカリと刃先を研ぎ上げた
根拠としての確認が出来るか?と言うことの確認をしています。

どうも"ティッシュカット法"は、顕微鏡を使わずとも出来る確認方法として
イケそう!? …  と言った感じです。


nakaさんをはじめ皆様も是非、是非とも!ティッシュカットをやられてみて下さい、
刃先の研ぎ上がり確認としては使えそうですから。

一刀で下まで切って、美しい『ティッシュ七本暖簾』を作ってみて下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            have a good cut !